謎が解けた後、伯母がなぜ嘘をついたのかを断定しないところに独特な余韻を感じました。読者の想像に任せている点が好きです。老いらくの恋かもしれないし、ただ最後に自由を味わいたかっただけかもしれない。その余白があるから、これは単なる失せ物探しではなく、亡き人の人生をそっと推し量る物語になっています。静かで品のある、そんな一作でした。
いろんな伏線がきれいに回収されていて面白い。
もっと見る