虎牢関が落ちてきました、見るからに董卓が虎牢関を捨てたことは明白ですが、袁紹から見れば、それは明らかに董卓の手柄です!董卓が虎牢関を放棄したといっても、この袁紹が占領したというだけのことです。

勤王の功も、不世の功も、いよいよ手に入るかと思うと、袁紹は手を振って、洛陽を射ち、この勤王の大業を完成しました。

連合軍のスピードはとても速く、金と棒を加えた部隊の行軍速度は驚くほどでした。

劉備は陳曦の計画を聞きながら悠々と連合軍の最後尾に弔り下げ、曹操も半分死んだまま最後尾に弔り下げられ、聡明な人は洛陽の危険を知っていましたが、多くは煌々とした未来の道に目を奪われ、前の亡骸を見ることができませんでした。

洛陽は燃えて、悲鳴泣声数里の彼方にまで聞え、陳曦は洛陽の方角を見て悲しんでいましたが、先陣の兵は今頃は半分も燃えているでしょう。

「徳謀はこっちです!」孫堅は程普に向って大声で雲いましたが、まだ洛陽に入ったばかりなのに、水が出たと雲う声を聞いて、たちまちやばいと思いました、たちまち洛陽全体が火にかられて、煙にかられて、もう引き揚げられないことは明白でした。

「公覆、義公は去ります」程普は、鉄の脊蛇矛をふるいましたが、その強い気配に、周囲の火勢は圧倒されましたが、やがて、眩暈を感じました。炎は、酸素を大量に消費していました。武者としては、普通の人よりも酸素を必要としていたので、早くも違和感を覚えました。

黄蓋と韓当は、何のためらいもなく、そのまま程普のあとから、火の消えた道を突きすすんで行った。

「火を消してください」袁紹の狂乱の指揮下にあっては、まさか董卓が、帝都を焼くとは思いもしませんでした。

十数万の士卒が協力して、ようやく一部の火は抑えられましたが、洛陽全体も半分以上焼けてしまいました。廃墟と煙に包まれた洛陽を見て、陳曦は初めてこの時代の残酷さを感じました。

「ああ~」陳曦はため息をついて、彼は前に見ることができないことを試みて、空から少しの雨を弄して、結局全体の空の中は水蒸気さえ感じないで、彼はただ見ていた洛陽が焼かれて廃墟になって、彼は助けたくなくて、能力がなくて、諸侯連合軍は能力があって、残念ながらあれは自分のではありません。

「子川さん、いま私が感じていることがわかりますか」玄徳は、洛陽へはいってから、悲憤の顔をして、「これは帝都ですか、これは我が漢の帝都ですか、董卓は、どうしてそんなことを!」陳曦の耳には、玄徳の嗄れた咆哮がこだましていました。

「そうです、これが洛陽です、われらには助ける力はありません、知っていたところで、何の役にも立ちません、諸侯連合軍にはその力があります、しかし、われらのものではありません、玄徳公が世界を平定したいのなら、人の手を借りず、自分の手に握ってこそ、悲劇を防ぐことができるのです。」陳先生は低い声で言いました。

「今から泰山郡に帰ります,あいつらの不作為が憎い,どんなに苦しいことがあっても、必ず漢朝を救います!」劉備は陳曦の手をとって鄭重に雲いました。

普通に言えばこの時陳曦は頭を納めて拝むべきです、結局陳曦は自分が劉備に摑まれた手を見つめて、1面の気持ちが悪いです、2人の大の男が公衆の下で引っ張り合って、特に1人はやはり彼自身です……

そっと自分の手を引いて、陳曦は、玄徳に一礼して、「玄徳公、もう二日お待ちくださいませ」

もう一方の孫堅はもう井戸の中から女の死体を引っ張り出して、上に錦囊があって、錦囊の中に箱があって、開けてみると、意外にも玉璽で、孫堅の心臓はもう少しで停止して、それからよく見ると、やはり本当で、玉璽は四方四寸で、五竜の交紐が刻まれるだけです;一角に欠けて、黄金でこれをはめ込みます;「天に命を受けて永昌を享けます」と篆書八字で書いてある。

孫堅はびっくりして、手をどこへやったのか、体がふるえて、白目をむくほど興奮していました。

程普も、孫堅の手にしたものを見て、はっとおどろいたが、やがて大喜びして、「大難不死必ず後福あり、ご主君の福運は来ましたか。いま天より御璽を授けられましたが、やがて大宝におちいるときは、早くこれをお納めになって、江東へお急ぎあそばします。

雲いながら、程普は、自分たちのうしろにいる士卒を見まわしました。

「これは、わが腹心ゆえ、他言はありません、早速、江東へ廻って、徐は大事をはかりましょう!」孫堅は、うしろにいる士卒六、七人が、みな自分の近衛であることを見て、程普の提案を否定しました。

「わかりました」程普は、しばらく考えていましたが、溜め息をついて、自分の考えを捨てて、しかし、幾人かの顔を見まもっていました。

もう一方の劉備は陳曦と関張趙を連れて皇陵を拝むことを準備して、すべてすでに廃墟になったとはいえ、これは一部の漢室に忠実な人の心の中でここは依然として漢室の先祖を保護しています。

これらは一応先烈ですから、陳曦は安心して線香をあげ、関張趙三人を連れて別の方向に向かって行きました。

「頼りにしています。取れるだけ取ってください」陳曦は、火に包まれたチャイヨウの家を指さしました。

道で陳曦はすでにこの3人にはっきり言って、チャイヨウの家は4千巻の本があって、今やるべきことは奪い取ることで、どんな孤独な本を関系しないで、どれが近くてあれを奪い取ります!

陳曦は完全に考えが傾いて、周りの大火はこの3つの全力の下で、圧滅してそのうちの1つは全く問題がなくて、始めに考えた何の火災救助とこれらのやつの手段は完全に笑い話で、人は直接炎を圧滅して、手法はとても簡単で、前の平手、後の平手、左の平手、右の平手、最後に向かってちょっと、いいでしょう、空気がなくなった……

「おいおい、爺さん、何してるんですか」陳曦は関羽がまた一巻の本を自分の懐に入れるのを見ていました。

「谷梁伝です、何も。」関羽は、平然といって、取り出す気もなく、傍らにあった蔡邕の手書きの帛書を、左伝にして懐にしまいました。

「春秋集めですか!」陳曦の憂鬱なのは書簡を整理して、焼くのはあまり多くなくて、結局諸侯が城に入ってからやっと火をつけたので、4千巻の本は9割ぐらい残して、運がよくて、少なくない本がすべて焦げましたとはいえ。

関羽は陳曦をちらっと見て、蔡邕の評注した公羊伝を取り出して、その場で吸収を始めました。彼の文学はこれだけの趣味で、春秋を持っていても、大儒に会っても弁明できます。