関、張、趙の三人は、今や完全な英雄扱いで、盟主から座を与えられたり、諸侯から酒を与えられたり、肉の塊を差し出されたりしています。

いかにも文弱そうな趙雲をはじめ、三人とも来る者は拒まず、張飛は繃帯をして、むしゃむしゃと酒を飲んで、時には豪快に酒を傷口まで撒いていたのに、こいつは眉一つひそめず、むしゃむしゃと肉を口に入れて、しごくと骨になって、ごくりと酒を呑みこみました。

3つの飯桶、陳曦は白目をむいて、どうしてこんなによく食べますか、膀胱を振り払って来るものは拒まないで、とても豪快です。

「玄徳公には、多くの英雄がありますな」これに勝つと、さすがの孔融のような大儒も放浪してしまい、この尚武の時代には、いかなる功も軍功には及びません。

「文挙兄がお笑いになりましたが、玄徳は武将の道を歩んでいるのですから、文治は文挙兄によろしくお願いします」玄徳は、酒碗を持って、さもうれしそうに、一碗を飲み干して、偽りもなく、にこにこ笑いながら、孔融を坐らせました。

「いいです、いいです!」孔融は、自分の髯を撫でながら笑って雲い、うしろの健脚な武将をふりかざして、「安国、関張趙の三将軍には、よろしくお願いします」と、いった。

すると孔融は、玄徳の方へ向き直って、「玄徳公、この人は、わしの配下の将です、一飯の恩に報いて、死を誓ってきました、何年にもわたり、多くの借りがありました、このたびは、玄徳公のご恩に感謝します。」

「これは忠義の人、これを救うのは玄徳の本分、文挙は何のためにそんなことをするのです。」玄徳は、一飯の恩を聞いて、命をかけて報いたので、おのずから武安に好感をもって、「忠義の者には、天の保護があります」と、いった。

さて、と聞いて、陳曦は思わず後ろにすくみました。劉備はなんだか神棍のようですね。

酒宴の間には、酒を酌み交わしていましたが、一戦の大勝には、誰も先刻の憂いを忘れて、洛陽を見ているかのように、勤王の功成って、つい先日叔父を亡くし、董卓とは相容れない袁紹までもが、すっかり有耶無耶しくなっていました。

「やはり、この様子を見ても、袁紹は頼りになりません。」陳曦は、蓋世の功勲に酔いしれて目を覚ますまいとする袁紹を見て、もはや彼に興味を持てなくなった。

振り向いて幕舎を見ると、さすがに曹操は酔うこともなく、関張趙の三人と談笑を始め、夏侯兄弟も、関張趙の三人と酒を酌み交わしながら、楽しく酒を飲んでいました。

横を向いて見ると、孫堅は、陳曦のように無表情に、諸侯の顔色をうかがっていました。あるいは、自分を熱くしてくれた袁紹の後を追うよりも、一人でいるほうがいいのではないかと、考えはじめていました。

玄徳の方をふりかえると、やはり孔融や陶謙のほかに、他の諸侯をながめているようでしたが、あきらかに視線の多いのは、関張趙の三人が酒をのんでいたあたりでした。

陳曦は自分がどのようにして劉備の砦に帰ったのか分からない、その時の状況を考えてみると、陳曦は主陣の中の人を推定して10人が9人もかつがれて帰って、更に考えてみると、昨日の夜呂布がもう一度奇襲してきたら、連合軍は死んでいたと思います。

ここで陳曦の全身が冷や汗をかいて、「袁紹あなたは死にたくて、私を陥れることができません」と考えて、「酒を飲むのは本当に本当に事を誤る、これからは必ず兵営にいる時に大を飲む勇気がないことを覚えていなければならない、大を飲まなければ、思考ははっきりしていて、トラブルに遭遇しても戦いに勝つことができます。陳曦の顔は鍋の底になりました。

「子川が目を覚ましたんですよ」陳蘭が陳曦を洗っていると、劉備の声が聞えました。

「玄徳公、昨夜、曦は酒を飲んで、事を誤りました、失礼がありました。」月の白い絹の衣をまとって、陳曦は少し疲れたように尋ねました。

「子川は酔っぱらっても、備をひっぱって陣取っていました」玄徳は笑いながら雲いました。

この言葉があって、陳曦長はほっとしました、やはり死を恐れる人はいつでも死を恐れます、酒に酔っても向こうの李儒賈を覚えています。

「まあ、まあ、玄徳公は、関、張、趙の三将を交替にして、失敬のないようにしなければなりませんが、呂布の奇襲をうけたとき、連合軍のうちで、警報を出せる者は、そう多くはありません。」陳曦は苦笑して言いました。

「子川は、呂布のことを心配する必要はありません。呂布の無敵の心は、ゆうべ破れて、当分の回復は難しいと、子龍は言いました。まして、この失敗の影をぬぐい去ることなく、彼はまた後戻りするかもしれません。勿論、子龍も、もう一歩進むかもしれないと言っています」劉備が陳曦に説明すると、最初は正しいと聞いていましたが、最後の一句に、陳曦は驚きました。

呂布は強いですから、せっかくの輪廻戦、殴り合いにも手を出しているのに、これ以上強くなっては生きていけません。

「呂布が後戻りすることを祈ります。元通りにしても進歩しないように。あいつは強すぎます」陳曦は、溜め息をついて雲いました。「トップクラスの武将を集めて、豪華な陣容になって、呂布には、一度は街を飛びつかせて、そのつど、呂布には、人を代えて打たせてやらねばなりません」陳曦は歯ぎしりしながら、三国の有名な武将には見覚えがあります、だいたいのところは知っています、と言った。

劉備は陳曦の一字一字はあまり聞き取れませんでしたが、大体の意味はわかりました。優秀な人材を採用することは確かに重要です。特に呂布のような超名人が関張を撃破したのを見てからは、劉備の優秀な人材を採用する気持ちはますます強くなりました。

呂布の今の状況を知った董卓は、失望と不満を顔に出しました。呂布は不敗の神話だからこそ、董卓が呂布に目をつけたのです。呂布が負けると、一回負けると二回負ける。

向こうの三人のことを考えると、董卓は天嶮といわれている虎牢関も、少しも安全ではないような気がしてきましたし、いままで自分が拡張しようとしていた領土に、なんの価値もないような気がしてきました。

考えているうちに、董卓はふと思いました。なぜ洛陽を故郷に帰らなかったのか、自分の故郷は鉄格子のように打ち、ノルマの険、西秦の勢いはなんとよかったことか、どうしてここで苦労したのか、故郷に帰っても、思いのままにすればいいのだ、すべて自分の場所なのだ!

董卓は屁を振って李儒の所へ走って行って李儒に尋ねた,「文優よ,我々は今洛陽を空にして、長安に戻り、ノルマの要害を持っている,私はこれからも今よりよい生活ができるでしょうか?」

李儒は、呆然としていましたが、自分の前に立っている、巨大な董卓の顔を見ていました。