エジリスタ共和国の希望

仁戸名は、「感動してあの時のことは、今でも鮮明に覚えています。」と感慨深げに語る。


続けて、

「問題は、次の日のことです。」と話す。


私が帰り支度をしていると、ソントさんが部屋にお尋ねになられました。ソントさんは私の顔を見て、笑顔で「昨日お話しした、とっておきを教えに来た。」と仰いました。


私は「え、歓迎会のことではなかったのですか。」とお聞きしたところ、ソントさんは笑いながら、「確かに。あれもその一つですねっ。」と答え、続けて「本当のとっておきは、ビッグニュースだよ。」とお話してくれました。


そして、ソントさんは「私たちは五年後、変わるよ。」と。


「五年後に変わる、ですか。」と私は鮮やかなオウム返しをしてしまいました。


ソントさんは、「そう、五年後。多少の前後はあると思うけど、その辺りになると思う。」と。。。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る