第35話

2025年  7月 4日


先日ラジオでエクソシストの話題で盛り上がっていて 大いに興味を惹かれ思わず手を休めて聞き入ってしまった。ネタ元は週刊誌だ。

エクソシストが実在する事は知っていたが、ナニかが人や動物に憑りついて超常現象的な事件を起こすのはちょっと、何というか…受け入れがたい。

それなら、エクソシストの存在を認めている事をどう説明する?と詰め寄られたら答えられない。身勝手です。はい。

だが、気付いた事もある。世界の大国(だけとは限らぬが)のリーダーたちの振る舞いはナニかが憑依してはいないか?と云うものだ。

科学的、動物学的に分析すれば結局のところ人間の根本的欲求である「欲」に辿り着く様だが、私はエクソシストでハタと膝を打った。

奴らにナニかが憑依してるかどうか エクソシスト軍団を派遣させて悪魔祓いをやってもらってはどうか? どうせ無茶苦茶な奴らなんだからこっちもそれなりに対応してはどうかと半分冗談で思う。 バクスター爆弾を落として降伏させるやり方は

第二次世界大戦 広島 長崎に爆弾を落として降伏させた構図そのままだ。

  閻魔大王‼ 今こそあなたの出番です‼

   お―――い‼ 麒麟慈―――‼ 魔弥矢―――‼ (拙著 プログラマーより)


10日前、電車の中でとてもチャーミングな女性を見かけた。

女性は、ヒョウ柄ひざ上20センチのミニワンピースでノースリーブ。

結構な露出だが胸元は控え目だ。電車が次の駅でドッと降りたお陰で 私が座っている座席の真ん前が二つ空いて 女性と連れの男性が座った。 この、連れの男性が

ヨーロッパ系の美男子(イケメンと云う雑草的括りではない)で驚いた。

ともあれ、二人が目の前に座ったのでじっくり観察する事ができた。

女性は全体にふくよかである。美人か?と聞かれれば……難しい。

そもそも美人かどうかは主観的な物差しでアテにならない。

彼女が纏っている雰囲気と云うか色気と云うか……言い方はちょっとゲスでオヤジっぽいがとにかく「いいおんな」である。二人の様子から窺えるのは恐らく業界人だよねーって単純な事だが 目の保養になりました。そこだけまるで一枚の絵画の様に。また何処かでお目にかかれます事を念じています。


オジサンが約二ヶ月ぶりに家に戻って来た。 

35回の放射線治療は順調に進んだが、3回予定していた抗がん剤治療は白血球の数値が悪すぎて2回にとどまった。

主治医の見解では 「これでよし」なので信じるしかない。 恐ろしいのは転移だが

退院時は兆候なしと云う事でひとまず安心。 だが、放射線を35回浴び続けて首の周りは火傷状態である。惨い。 15日の検診がとても心配だ。 私はフットワークがいいのでこまごまと世話がやけるが、もし、自分がこんな状態になったら、と、考えるだけで首筋が寒くなる。

私も、オジサンが居ないあいだに気になっていた眼科と歯科を済ませておいた。

ものが歪んで見える左目は「網膜黄斑」と云う診断。

この頃 老眼鏡をかけても針に糸を通すのが一苦労だったので、老眼鏡の処方が欲しかったのと眼底検査が目的で行ったのだが、 「老眼鏡は作り直しても今のとたいして変わらないから」と言われた。

「網膜黄斑」も今のところ急ぐ必要なし、代わりに、ほんの少し始まっている白内障の症状を遅らせる目薬を処方された。 しばらく様子を見てからと云う事で目薬とだけ付き合っている。 なんかモヤモヤしている……

歯の方は思っていた通り100点満点だった。 初めて行った古びた医院だったが、やたら声のでかい先生で歯石を削る間 ずっと大声で話すのでちょっと鬱陶しかった。 私がうがいをしている間 先生が受付に私の年齢を確認して 「えええ‼」と云う驚きの声まで筒抜けの小さな医院。スタッフも先生も感じは悪くないが……

   次…他の所にしよう……   へへ……


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