母親と進路の件で喧嘩した。 どうみてもこっちの気持ちは考えてくれてなくて、多分間違ってはなさそうなのは薄々感じているけども、やっぱりムシャクシャして、靴も履かずに家出した。 寒さを感じつつも歩いていく私が出会ったのは……・「羨ましい」というのが、読んだ直後に浮かんだ感想でした。 未熟さだったり、ヤキモキだったり、あんまり考えずに動いてしまったり。 学生時代ならではの不安定で、だからこそ瑞々しい感情が描かれています。 はっきりとは書かれてはいませんが、どことなく「前向きさ」を感じさせる文章が眩しい。 爽やかな読後感でした。
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