二人でいれば大丈夫。

父親の急死により遺された若い姉妹。二人は父親が準備中だった商売を自分たちで始めようと、屋台で安い食べ物を売るワンコインショップ（四文屋）を開店することに。
損得が動く難しさ、初めて知る暗黙のルール、避けては通れない商売敵……。性格の違う二人が支え合い、数々の難題を地道に乗り越えて行く姿はたくましいものです。出てくる食べ物も美味しそうなこと！


そんな日々の中でも姉妹だからこそ比べてしまう、お互いの長所と短所。姉妹という関係性でこそ考えてしまう余計なこと。親子や友人といった他の間柄とは異なる、特有の人間ドラマと空気感が商売を通じて絶妙に描き出されています。それぞれの視点で物語を味わってみるのも面白いかもしれませんね。
あたたかさに包まれるような物語、どうぞお腹を空かせながらお楽しみください。