「ねぇ聞いて、起きたら8:10でさ、英語初日から遅刻します。」

「え、ええ！」

綾羽さんに翌朝のMINEで最初に送る。

ここだけ聞くと常習犯みたいに聞こえるでしょ？

でもね？

春学期は一回も寝坊なんてしてなかったんだよ！？ほんとに！！

夏休みボケとしか言いようがない…

ちなみに1限は英語だが、授業の内容は英語ではない。と言うかあれは英語の授業とは認め無い。

英語の授業は日本語で結婚は子どもを作るためにするものとか、女子の手を触って手相を見るなんてしない。

セクハラ、ジェンダーハラスメントとにかく酷いから女子は受けないことをお勧めする授業だった。

ま、前期に引き続いてそんな授業をとったのは単純に男子には害がないからだ。

録音してハラスメントに持っていこうとは思っていたが、正直単位を取ると言う点ではとても楽だからだった。

まあ、そんなどうでもいい話は置いておいて初回は出席を取られることもなかったので、遅刻にもならずセーフだった。

ま、その後間に合ったって報告をして、次の授業は？って聞いたらないって

「しょうきさんの2限のやつうちが取りたかったやつだ。落ちたんだよね。しょうきさんと一緒なら尚更落ちたくなかった。

これから車校行く！

頑張るから応援してて」

ほんとに人たらしだよねほんとに

そんなふうに言われたらえっ…って思っちゃうし嬉しくなるに決まってるよねほんとに

「お〜〜〜頑張れ〜〜〜！！」

ちなみに応援しててって言われずとも車校行くって教えてもらった時点でおーー頑張れ！！ってすでに打ってたのはま、当然だよね

そのあとは何事もなく、僕は授業を3限まで受けて帰りましたとさ

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい