第2話 あなた、パクってますよ!
そんなバカな、と思ったあなた。
ほんのちょっとだけ、心当たりありません?
勇者、魔王、ギルド、魔法、冒険者、ギルド、ゴブリン、スライム、ドラゴン、エルフ、ポーション、HP、ヒール、召喚、獣人……
もう、この並びだけで“またかよ”ってなるの、わたしだけじゃないはず。
誰かが最初に作った面白い設定を、何百人もが使いまわして、
「王道だから」「テンプレだから」で許されてる――
……それって、パクリじゃないんですか?
もちろん、まったくの盗作って意味じゃない。
でも、“見たことあるもの”を“何度も何度も当たり前に”出すことが、正直しんどい。
書き手としても、読み手としても、思うんです。
フィクションなら、もっと自由な発想で何でも書いていいはずなのに。
異世界なら、なんでみんな同じようなギルドやダンジョンが出てくるんでしょう?
なんで剣と魔法の世界なんでしょう?
そうじゃないと受けないから? 読者が安心するから?
……でも、それって「お決まり」ってやつですよね。
本当は、見たことない景色が見たい。聞いたことのない力が読みたい。
フィクションって、現実ではできないことを何でもできる場所じゃないんですか?
だからこそ、あえて言います。
あなた、パクってますよ!
……って。ちょっとだけ、ね。
あなたはどう思いますか?
「魔王軍」とか「スライム」とか、「またこれか」って思ったこと、ありますか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます