こんな小説が読みたくない
ぱすてるのべる
第1話 異世界
正直、「異世界」って単語を見た瞬間、もううんざりなんですよね。
嫌いってわけじゃないんです。むしろ最初の頃はワクワクして読んでたし、自分もいつかは異世界に行けるんじゃないか、なんて妄想してた時期もありました。
でも、今はもう“またかよ”の一言。タイトルに「異世界」があるだけで、読む気が8割くらい削がれる。
たとえば――
「異世界で〇〇だったので××してみた」
「事故で死んで異世界に転生したら最強でした」
……この時点で「はいはい、そうですか」となってしまう。
いや、否定してるわけじゃないんです。書いてる人は楽しんでるだろうし、読んでる人も好きだから成り立ってるのは分かってます。でも、それでもなお、読者としての本音を言うなら、“もうお腹いっぱいなんだよ”って感じなんです。
“初心者がとりあえず書いてみた感”がすごい。
“俺つええ”から“ハーレム”へのいつものパターン……
そして舞台が異世界であっても、書いてる内容が現実から何も飛び出してない。
「異世界」って、もっと自由でいいはずなのに、
なんでこんなにもテンプレの檻に閉じ込められてるんだろうって思います。
読む前に展開が読めるって、それ、楽しいんですかね?
……なんて文句言いつつ、そういうのが好きな人も多いのは分かってます。
むしろ、売れてるしランキング上位だし、文句つける側のほうがマイノリティかもしれません。
でも、やっぱり感じてしまうんです。この異世界の大渋滞、しんどい。
あなたはどうですか?「異世界」って聞いて、まだワクワクしますか? それとも……ちょっとうんざりしてますか?
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