摘まれる花、咲く命、溶け合う愛と死

古語調の文体が紡ぐのは、友情とも恋情とも名付けづらい感情の結末。

少女たちの感情は言葉よりも肉体と匂いで語られ、死は恐怖ではなく甘美として描写されています。

美しさと残酷さが拮抗する終盤は、倫理観を静かに揺さぶり、救いはないからこそ美しく、徹底した美学を感じる短編でした。

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