第5話
入学して数日。
この日は午前中で授業は終了し、午後は全校生徒が体育館に集められ「部活動紹介」が行われていた。
入学したばかりで、高松第三高校にどんな部活があるかまだわからない新1年生に向けて、それぞれの部活の代表者がステージに上がりおもいおもいの方法で自分たちの部活へ入部してもらうため、必死にプレゼン活動をするという時間が続いた。
部活動紹介担当の教員から「もっと詳しい話を聞きたい部活動があった人は、体育館後方にあるブースに移動してください」というアナウンスがされた瞬間、航平は真っ先に野球部のブースへと向かった。
「来週から2週間予定されている部活動体験でも詳しい話は聞くことができるのでご安心ください」というアナウンスも流れたが、俺の耳にその言葉は届かいていなかった。
それもそのはず、野球をするために俺はここに来たのだから。
他の部活には目もくれず野球部のブースに一目散に向かうと、走ってくる航平の顔を見たキャプテンが真っ先に俺が「U-15日本代表・安宅航平」だということに気づいてくれた。
アンダーの日本代表とは言えど、ネットニュースには何回も取り上げられているから本当に野球が好きなら航平の存在を知っていたとしてもおかしくないことだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます