概要
何度も繰り返す あの蒼い海と、忘れがたい夏の日と・・・
享年35歳。
仕事に潰されるように生きた果て、関東を襲った大地震に巻き込まれて死んだ――はずだった。
次に目を覚ますと、そこは故郷・西ノ島の夏。
しかも俺は、中学二年生の身体に戻っていた。
蒼い海、潮の匂い、うだるような坂道。
懐かしいはずの島で再会したのは、妙に達観した女子小学生・雫。
彼女は言った。
「姉ちゃんが満足する幸せな夏を過ごせないと、お兄ちゃんは永遠に中学二年の夏を繰り返すことになります」
どうやら俺は、彼女の姉・渚を救うために何度も同じ夏を繰り返しているらしい。
だが四回やり直しても、まだ一度も彼女が死ぬ夏を越えられていない。
これは、灰色の人生を送ってきた社畜が、
故郷の島で“彼女の夏”と向き合いながら、失った青春にもう一度手を伸ばす物語。
蒼い海と、忘れられ
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