第41話 「たかが一兵士の死。国家にとって何かあらん!」

出典:「ローマ帝国衰亡史」



ゴート族との戦闘の緒戦において、長男で共治帝でもあったヘレニウス帝が戦死した際、デキウス帝が動揺する軍を叱咤激励した台詞より。

彼の剛毅さを感じさせる台詞ではありますが、結局この後らしくもなく敵の罠に陥り、自身もあえなく戦死してしまった事を考えると… やはり内心ではかなり無理をし激情を押し殺してのものだったのかなあ、という気も。

そんな部分も含め、強く印象には残っている言葉です。

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