冒険者の万華鏡

「そうはならんやろ」の無理筋をねじ込まなくても面白いものは面白い。
バトルシーンや盛り上がる展開は少なめ。
どちらかと言うと何気ない日々が多い。
殆ど特別な力を持たない主人公が、どう生きていくのか読者目線（親目線？）で楽しめる。

他で見ていましたがカクヨムで見つけたので今後はこちらで楽しませていきます。
ほぼ毎日一話どうやって書いているのか信じられません。
百作以上の読み専をしていた私も最近刺激を受けて書き始めましたが、読書期間が自己最長である本作から受けている影響は大きいです。
勉強させてもらいつつ、今後の展開を楽しみにしています。

古き良き幻想の馨しい香り漂う良作。読み口はしっかりしつつもあくまで軽やか。素晴らしいですね。

(RPGの取り扱い説明書かな？)

(この『ドカぁぁぁぁん！』や『キン！ キン！』って、どうにも好きになれねえんだよなぁ……)

(冒頭からクライマックス！ チーレム無双！ 勘違いからなぜだか最強！ は、もうお腹いっぱいなんですぅ……)　

な〜んてことを思いながら広大なカクヨム砂漠を彷徨っているそこのあなた！ 読むのです。

この先、オアシスがあるぞ。

昔、地球の歩き方を片手に世界を旅したいと思った事がある人、ジュールヴェルヌの世界旅行や深夜特急などに夢を抱いた事があるならおすすめです。

本物のリアルな冒険がここにあります。
旅に出て、食事をして宿泊をして、歩いて疲れて、お金の節約や治安の心配をして、毎日同じ日もあれば新しい発見がある日もある。

文章がラノベのような口語の文体ではなく、安定した文章で気持ちがいいです。
文学のように安心して読め、癖のない文章でつっかえることなく負担なく頭に入ってきます。


星、三つまでじゃ足りないくらい大好きです。

主人公にチートはないし魔法も一般的ではない世界が舞台です。
話のテンポは早くありませんし長編ですが中だるみがありません。
そして、内容がとてつもなく面白い！！

特に旅の途中の内容が圧巻で、主人公と共にスリルに満ちた冒険の旅に出ている気分になれます。

チートでなんでも簡単に出来るせいでほぼ作業みたいに過ごしている主人公の物語には飽き飽きしている方にもおすすめします。

冒険物語好きの人に読んでほしい怪物級の名作です。
創り込まれた世界感もすごい。
なぜこの作品がまだ書籍化されてないのか不思議すぎます。ちょっと長めだから？

世界ファンタジー文学全集なんてものがあるなら一番に入れて頂きたい作…続きを読む

日常がそこに流れるような、そんなテンポ感で展開される作品。
主人公ユウの視点から物事を見続け、その悲喜交々を体験する。

物語は第一期がおわり、第二期が始まったようなところ。まだまだ続く、ユウの冒険譚。どこまで行くのか、どこに向かうのか、目を離せない。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（113文字）

地道な努力を積み重ね少しずつ強くなる。魔物との戦いや冒険、どれをとってもワクワクする作品です。お勧めです。

まず淡々と積み上げていくような主人公の成長を見守るのが好きな方は絶対読んで欲しいです。特に気に入ったのは話の展開の仕方がファンタジーのテンプレートからある意味離れた、変わった解決の方法で展開することが多かったことです。読んでいて先が予想できないため、読み進める手が止まりませんでした