読んでいて高校生の頃を思いだ……せませんでした(男子校だったのです)。――が、読んでいる間は目の前に共学の学校の教室が広がっているかのように感じられました。授業中、休み時間、放課後。時間時間で違うことを考えていて、悩んでいて。多感で、苦しい青春がこの20首に詰め込まれているように思いました。人には言えないような悩みを抱えていたり、もどかしい感情を抱いている高校生の感情がひしひしと伝わってきたように思います。部活と汗と涙(たまに血?)で塗れた私の青春とは少し違う、だけど同じように悩ましく、淡く切ない青春を追体験することができました。
どんなに言葉を尽くしても伝えきれない、けれど確かに伝わって欲しいことがある。今を生きる、学生たちへ向けられた鼓動の歌です。
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