第51話 帰宅

入学式が終わり周りに祝福されながら家路に着く。

白雪は終始ご機嫌で後ろからは秋也と有原さんがついてきていた。


「颯。お前やっぱすげぇわ。柊さんは知ってたのか?」

「いえ。婚約指輪が昨日届いてたことも知りませんでした。」

「サプライズだ。この展開は白雪にも教えていない。知っていたのは俺と父親sだけだ。」


「じゃあ大人しく放送室に行ったのも?」


「あれは話のきっかけ作りにちょうど良かったな。」


「ねぇねぇ!白雪ちゃん!指輪見せて!」


「どうぞ」


「すごい綺麗!これってサファイアだよね?誕生日で合わせたの?」


「はい。私が9月9日で颯君が9月18日なんです。」


「誕生月まで一緒なんて運命だね!」


「そうですね。お陰で誕生石で指輪を作ることができました。」


「因みにおいくらで・・・?」


「二個で80万ですね。」


「うわぁ・・・流石白銀君だなぁ」


そんな事を話していたら家に着いた。

徒歩5分あっという間である。


「二人は今日はこのまま家に来るのか?」


「いや俺らは遊びに行く約束してるから今日は行かないよ。」

「せっかくの記念日ですから二人で過ごしてください!」

「そうか。気をつけてな。」

「二人ともまた明日!」


『おう!お幸せに!』


息ぴったりやな。

「気を遣わせてちゃったみたいですね。」

「そうだな。今日は仕事も休みにしているから2人でゆっくりしようか。」

「はい!」


そうして2人で家に入りおかえりとただいまを言い合うのだった。



—————————


2部からは秋也の恋中心の内容です

現状2部まで執筆済みです。

2部からは1日1話更新予定です

3部は途中です

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る