第25話 引越しそば
お互いの雑貨類を搬入して貰い荷解きをしているとドアがノックされた。
部屋は防音になっている為こちらからドアを開けると白雪が立っていた。
「颯君。お昼ご飯を作ろうと思うのですが希望はありますか?」
「いや白雪に任せるよ。一人ならカップラーメンにしようと思ってたくらいだからね。」
「私がいるので栄養が偏るものはだしません。今日は引越しですから引越し蕎麦とかどうでしょうか?」
「いいね。お願いするよ。」
「それでは出来たらまた呼びに来ますね。」
「ありがとう。よろしくね。」
白雪は嫁力が異常に高い。逆に有原さんは家事はからっきしだ。対極女子でキャラデザしてしまったからでもある。
話していて楽しいのがどっちかと言われると軍配が上がるのは有原さんだろう。
白雪さんは物腰が丁寧だけど有原さんと比べれば覇気がない。
クールなタイプだから表情も乏しい。
それ故に微笑んだ時の破壊力はやばいんだけどね。
そんな事を考えているうちに荷解きが終わりちょうど白雪が呼びに来たので一緒に食事をした。
びっくりするほど美味かった。
美味しいと言った時の微笑みは美しすぎて見惚れてしまった。もう惚れてるかもしれない。
洗い物ぐらいしようと思ったけど拒否られた。
家事は譲れないらしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます