第七章第二話
俺は夢の記憶何て、信じずに今日も普通に懐と話した。
でも、隠しきれない不安が顔に出ているのか
たまに懐に
「大丈夫?」
と聞かれたりしてた。
言おう。このままの空気では俺が持たない。
「輪、じゃなかった。輪香から、聞いたんだ。懐が、死神だって」
「…。そうか。あの子が。いいよ、教えてあげる。あれは約2000年前。
人類は平等に魔法を使えていた時代。
の前の時代。
この時代に、火、水、風、木の神がいた。
火は炎狐、水は水神、風は風神、木は森縁
と言う。それに足し、幸せの神と、不幸の神がいた。名前は幸、不。それらは幸せに暮らしていた。だが、人間が生まれ、それと、同時に魔力が生まれた。それは神達を苦しめた。幸い、不と幸の間に生まれた、四つの感情、喜怒哀楽を操る、四と呼ばれる魔女が生きていた。四は、1000年間の間に力を持ち、人々を殺した。まるで、争いの神のように。だから、今四は四悪と呼ばれるようになった。四悪は魔法時代に生まれた神、
運命を操る、操。輪廻転生を司る、輪香。この世の元素を生み出す、操子。人の力を操る力阿。魔力を生み出し操る、操魔。この世の生物を生かす、生神。
この世の全てを壊す事が出き、周りの者を不幸にさせ、死を呼ぶ死神、懐。
この6神を殺そうとした。でも、出来なかった。何故なら私がいたから。
私が一番強かったから。それから四悪はいなくなった。何でかね。それから私は恐れられた。今まで仲良くしてた神達にも。
まるで、本当の死神だって。
その時から私の力が宿った。
誰かが死んでしまう、この力。この力のせいで、病気や、戦争が起き、今も尚、何処かで誰かが私のせいで死んでいるの。
私が運命を操れるのは操が、私に力を貸してくれたから。だから、大きな運命は変えられないの。神達は私の力で死んでいるのもいるけど、操は私に力を貸す代わりに私の力で死ねないという契約をしたの。
今、残っている神は、私、操、生神、輪香
の四神だけ」
「そうか。色々と分からない所がある。
えーと?つまり?」
「私が色々あってこうなったの」
「ほう」
それにしても四悪か。
「何で、四悪は魔法時代の神達を殺そうとしたんだ?」
「魔法が無ければ人も生きれないと思ったんでしょ」
「でも、今魔法を使える人はあんまいない。つまり、懐の力が暴走した時に操魔が死んだと」
「そういう事」
「でも、四悪は?」
「それが、あの子はいなくなって」
『私ならここにいるよ』
「えっ」
「俺の中から?」
『私は生神と同じように、頼に力を貸しているの』
「生神も?」
『ああ。あなたは神に恵まれた子。
そして、神に直接仕えていた神道家の家系。あなたは奇跡の子なの』
「ええ」
『ま、分からないと思うけど、そういう事だから』
「ね、ねぇ、四悪、あなた喋り方…」
『あ、気づいた?変えたの』
「な、何で?」
『そ、れ、は〜頼君に好きになって貰いたいから〜』
「えっ?えぇ!?」
『懐ちゃんは私のライバルだからね』
「本当に…?」
『うん』
こうして、俺は神様達に好かれたのである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます