第4話 二次障害を引き起こす恐れ

 そもそも障害があるということは、聞いて・考えて・決めて・話すという行為のいずれかもしくはすべてに時間がかかったり難しかったりします。


 さらに、彼らの特性として変化に弱い、不安をもちやすい、誤解しやすいといった素因があり、慢性的にストレスの多い環境に置かれやすいということもあります。


 寝るまでに宿題、明日の支度、風呂がスムーズにできない・字が汚いので人に読めるような丁寧な字を書いてほしい・言葉つかいがきつい、非常に声が大きく音量調整できない・親の言うことを聞かず、楽なほうへ逃げ道を探す・ごまかしたり嘘をついたりする・宿題や課題は「やった」と言って見せない・約束事をしていないのにご褒美は要求するなど、親御さんや支援者からどのように指導したらいいのか、という質問をよくいただきます。


 今、読まれてご自身の子どもの頃のことを思い出し、そういうところあったよなあと思われた方もいらっしゃるのではないかと思います。


 上記の事は、それほど変わったことでもないように感じます。


 気をつけなければいけないのは、この要求が本人に合っていない無理な要求になっていないかということです。


 本人の持っている力をきちんと把握・評価(アセスメント)することで、この無理な要求をなくしていけるのではないかと思います。日々成長する子どもを見守りながら客観的に本人をみるという時間を持っていただきたいと思います。


 そしてこの無理な要求が、二次障害を引き起こす恐れがあるのだと知っておくことも重要だと思います。

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