第134話 精霊界
リヴァルト達は古のドラゴン王に会う為に再びドラゴンの山の地下は来ていた
【来たか…今回は私の出番のようだな】
ドラゴン王の石像の一つから光が放たれて実体に変化した
【私の背中になるが良い…精霊界に連れて行ってあげよう】
「ありがとうございます。えっとお名前は?」
【私の名前は『セドリック』だ。宜しくな】
セドリック王の背中に乗ると一瞬で景色が変わった
いつの間にか空の上に居た
「うわ〜下が見えないよ!」
【精霊界は普段は何人も行く事が出来ない霧の中に存在するのだ…そろそろ到着するぞ…捕まっておれ】
急に目の前の霧が晴れて幻想的な空間が現れた
【突っ込むぞ!】
結界の中に入るとそこは沢山の植物が所狭しと生えているジャングルのような場所だった
セドリック王は開けた場所に降り立った
【ついたぞ…お迎えが来るじゃろう…私はここに居るから帰る時は声をかけてくれ】
そう言うとセドリック王は瞼を閉じて眠りについた
すると見覚えのある人物が目の前に現れた
それはギムレット、スプモーニ、スティンガー、マティーニだった
「待ってたぞ…さぁこっちだ」
4人に案内される時そこには7人の精霊が待っていた
「よくぞここまでおいで下さいました。私は精霊の長であるアルティシアです。」
「私はヴェルジーネ。こっちはサラトガであちらがディアブロとベリーニそしてダイキリにパルファムよ」
「さぁこちらに…武具をよく見せて」
リヴァルト達4人は精霊に囲まれる形になった
精霊達は光の玉を持ちそれが一斉に光を放った
リヴァルト達は光に包まれた
身体の奥から力が湧き上がってくるような感覚に襲われた
光は収まりリヴァルト達の中に吸い込まれていった
「なんだか身体の奥から力が湧いてくるようだ…これは一体?!」
「本来の力を目覚めさせた伝説の武具を扱うにはそれ相当の力が必要なのです…ですのであなた方の潜在能力も同時に引き出したのですよ」
「でもこの力をコントロールするのは難しそうなのですが…」
「ではドラゴンの山の別のドラゴン王の力を借りなさい…ご武運をお祈りしていますわ」
精霊達に見送られてリヴァルト達はセドリック王の元へ戻ってきた
【どうやら上手く行ったようだな…次は彼の力を借りるのか…ではドラゴンの山に戻る事にしよう】
リヴァルト達は再びセドリック王の背中に乗りドラゴン山へと戻るのだった
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