第131話 男同士、女同士

数時間後


ディオンとリヴァルトはタイマンで話し合っていた


「エルフィナとは進展しましたか?」



「ああ…プロポーズしたよ。返事はOKだったよ」



「本当ですか?よかったじゃ無いですか!」



「で〜ディオンの方はどうなんだよ?」



「え?俺はその…」



ディオンは顔を赤らめて言いにくそうにした



「なんだよ?どうしたんだ?気になるだろ…言えよ」



「実は姫と一線を超えてしまいました…」



「は?それってつまり…」



「契りを交わしました」



「マジか!プロポーズする前にやっちまったのか!」



ディオンは頷くと神妙な面持ちでこう言った



「これからどうしましょうか?」



「どうするもこうするもこの世界を平和にしなけりゃ結婚するべきでは無いだろう…それどころでは無いからなぁ」



「やはりそうですよね…」



「早まったとでも思ってるのか?」



「ええ…」



「らしくねぇなディオン…僕達の手で平和を勝ち取らないと未来は無いんだぞ?ミュレイアの事大事なら尚更だろうが」



「…ミュレイア…」



ディオンは咄嗟に王女であるミュレイアを呼び捨てにしていた



「僕はミュレイアの相手がお前で良かったと思っているよ…キングナーガ城のフレデリック王子では頼らないからな…その点お前は度胸もあるしバードニール族の聖騎士だ…託すには十分な肩書きだろ?」



「本当に良いのですか?」



「今更だろ」



「わかりました…これからも全力でお2人の事を御守りしながら全力で闘う所存です」



「堅苦しいのは無しな?これからも頼むぜディオン!」



「はい!」



ミュレイアとエルフィナも2人で話していた



「え?じゃあエルフィナはリヴァルトにプロポーズされたの?」



「はい…」



「やったじゃ無い!おめでとう」



「ありがとうございます…姫様はディオンとは?」



「え?私達?実はその…」



顔を赤らめて言いにくそうなミュレイアボソッと言った



「一線超えちゃった…」



「え?それってつまり…」



「契りを交わしたの…」



「ええええええーっ!」



「信じられません…まさかです」



「ディオン凄かった…何度も意識が飛びそうになったわ♡」



「☆€#=〒÷○$」



エルフィナはあまりの事に言葉にならない声をあげた



「これからどうしましょうか?」



「それはこれからも全力で魔物と戦うしか無いんじゃ無いかしら?この世界を平和に導くのが私達の役目なんだし」



「そうですよね…」



「お互いに良いパートナーを得たんだから尚更よね」



「はい!全力で頑張りましょう」



それぞれの想いを抱えてその日はカップルで二部屋に分かれて翌日を迎えるのだった

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