第129話 ラッキーハプニング
空の神殿より地上へ戻ったリヴァルト達は次の目的地を検索する為に町に行く事にした
連戦が続いた為に身体を休めたかったからでもある
宿を取り回復アイテムなどを補充したのち酒場で食事を取っていた
ディオンは慣れた感じで注文すると3種類のカクテルが運ばれてきた
「ディオン…僕達は未成年だからお酒は飲めないんだけど…」
「まぁそう言わずに話を聞いてください…伝説の武器を手に入れる為に戦った相手についてある仮説が成り立つんですよ」
「仮説?」
「ええ…まず1人目は『ギムレット』このカクテルと同じ名前です。そして2人目は『スプモーニ』このカクテルと同じ名前ですね。そして3人目が『スティンガー』このカクテルになります」
「まさか…全員カクテルと同じ名前なのか?」
「その通りです…ですから4人目も当然カクテルと同じ名前でしょうね」
「彼等は精霊の類だと言ってたわね?」
「どうやら精霊の類はカクテルの名前の者が多いようですね」
「何か意味があるのかしら?」
「それは神のみぞ知ると言う事でしょうね」
食事を終え宿に戻り4人はお風呂に入る事にした
この町の宿の名物の露天風呂が素晴らしいのだそうだ
男女に分かれて向かうと絶景が広がっていた
ディオンとリヴァルトが湯船に浸かっていると誰か露天風呂に入って来た
「他にも宿泊客が居たんですかね?」
湯気でよく見えないが2人組のようだ
湯気が晴れてそこに居たのは裸のミュレイアとエルフィナだった
「ええ!マジか…うわ…目のやり場に困る」
慌ててディオンとリヴァルトは目をそらしたがハッキリと2人の裸を見てしまった
ミュレイアのナイスバディとエルフィナのスレンダーな裸体が頭から離れない
他に風呂場は無いのでミュレイアとエルフィナも湯船に浸かる事にした
「あんまりこっち見ないでね…恥ずかしいわ」
ディオンとリヴァルトはムスコが元気になった為に湯船から上がる事が出来なくなってしまった
「ヤバいですね…この状況は」
「だよな…どうにかして気づかれないように湯船から上がれないかな?」
ミュレイアとエルフィナが景色に気を取られてる間にそっと露天風呂を後にした
ミュレイアとエルフィナはと言うとそんな事も知らずに話に花を咲かせていた
「姫様はナイスバディで羨ましいですわ…」
「あらエルフィナだってお椀型の良い形してるじゃ無いの」
そんな会話が聞こえてしまったリヴァルトとディオンは再び元気になってしまったムスコを鎮めるのに必死になっていた
「とりあえずこの場を離れましょう…身が持ちませんよ」
「そうだな…」
その日の夜は4人共なかなか寝付けなかった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます