第126話 湖の祠
渋るディオンを無理矢理説得して湖の中に潜るリヴァルト達
話が出来ないので身振り手振りで合図を送りながら湖の中を散策していると底の方に祠らしき建物が見つかった
中に入ってみると祠の中は空気があり息が出来るようだ
「なんだここは?不思議な空気に包まれているようだな」
祠の奥へと進んでいくと見た事がある魔法陣があった
「まさかここから伝説の装備のある神殿へ行けるのか?」
地面をよく見ると真新しい足跡が魔法陣へ向かって進んでいた
「神父様はここを通って神殿に連れて行かれたようね…早く追いかけましょう」
魔法陣に乗ると一瞬にして景色が変わった
周りをマグマが湧き上がっていて熱気で非常に暑い場所だった
「海底火山の中かなんかにワープしたみたいだな…とりあえず足跡を追うぞ」
足跡を追っていくと祭壇のある場所にたどり着いた
よく目を凝らすと祭壇の上に神父様が寝かされていた
その前に何やら呪文を唱える女性が居る
「お前が漁師や狩人の男性を攫っていたやつか?神父様をどうするつもりだ?」
《海王神様の復活の儀式の邪魔をするで無いわ…この男も生贄として捧げるのだ》
「そんな事はさせない!お前を懲らしめてやる!」
《やれるものならやってみせよ!このスプモーニを倒せるかな?》
スプモーニと名乗った女性は魔物へと姿を変えて襲いかかって来た
ミュレイアは防御力と魔法防御を上げる魔法を唱えた
リヴァルトは刀で攻撃をしながら隙を見て防御力を下げる魔法を唱えた
エルフィナは土の魔法で砂埃を発生させて敵の視界を遮ってミスを誘った
敵は炎のブレスを吐きこちらを攻撃してくる
「炎の使い手って事はこちらの炎は効かないだろう…ミュレイア!ディオンの剣に水を纏わせる事は出来るか?」
「ええ…やってみるわ」
ミュレイアはディオンの剣に水を纏わせる事を試みた
ディオンの持っている剣が水を纏って水流の剣に変わった
「うありゃーっ!」
ディオンが渾身の一撃を叩き込むと敵にクリーンヒットした
《ぬおおおお…おのれ…私の弱点を見抜くとは…だがこうすればどうなる?》
敵は神父様を盾にして身を守った
「なんだと?卑怯な…これでは攻撃出来ない」
防戦一方になったリヴァルト達は回復させなら敵が隙を見せないか待っていた
「うう…ここは?」
神父様が目を覚まして辺りを見回し始めた
《こら…動くで無い!貴様死にたいのか?》
「おやおや…私も死にたくはありませんからね〜抵抗させて貰いますよ」
神父様が呪文を唱えるとバチっと音を立てて敵が吹き飛ばされた
「今ですディオン!トドメを刺しなさい!」
ディオンは大剣を持った手に思いっきり力を込めて敵へ振り下ろした
攻撃を受けた敵はその場に倒れ動かなくなった
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