#227 いく数年後の未来

 人類は時間が進むに連れて、物事の規制が厳しくなっていった。

 運動会の名物と言われていた『組体操』『騎馬戦』は、伴っている危険性にだけ目を向け、禁止とした。パン食い競争、かけっこ。順位をつけることに対して疑問の声が上がり、やがてそれは抗議の声となり、避難となった。

 いつしかみんな一緒に一位、というものが出来上がっていた。

 当事者たちの意見など無視して。

 時代が進むに付いれて、多様性が認められるようになり、その反動として認められないものも増えていった。

 危険性をなくすため、人体に補助機能を取り付けた。

 差別をなくすため、容姿を均一化した。

 争いをなくすため、能力の差をなくし、みんな一緒とした。

 結果、地球から『人間』は消えた。

 今地球に生きているのは、はるか昔に『ロボット』と呼ばれた機械。今は機械生命体と言える。死ぬことはなく、みんな同じ思考をし、争いを生まない。均一化した世界。

 果てしなく、なにも生まれない。

 果てしなく、進化がない。

 繁栄することも、滅びることもない。



 それが、未来の地球だと。

 西暦2020年代にやってきた未来人は言った。

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