#226 8月

「8月だね」

「8月だな」

「電車、空いてるね」

「空いてるな。先月までは学生たちで混んでたのに」

「夏休みだからな」

「俺たちも夏休みだもんな」

「あのさ」

「なんだ?」

「夏休みの宿──」

「──よせ。それ以上はなにも言うな」

「でも」

「まだ半分残っている。まだ、遊べるんだ」

「……最終日に泣いても知らないから」

「まだ、遊ぼう」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る