#128 定

「先生……私、どうしてもやらなきゃいけないんです」

「……そうか」

「ですから、見逃してください!」

「…………」

「出来心だったんです! もう二度としません! 反省もしています!」

「……言葉ではなんとでも言える」

「……っ!? なら、どんな罰でも受けます! だから!!」

「……それはできない」

「…………」

「お前がやったことは、重罪だ。見逃すことはできない」

「でも……でも!」

「でもじゃない」

「…………」

「先生だって悲しい。だが、これはルールなんだ。出て行ってくれ」

「……せん、せい」

「──出ていけ!!」

「………………私」



「一度でもヤマに浮気したお前を! この里には置いて置けないのだ!!」



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る