#62 食パン咥えた高校生

 あー、遅刻遅刻! このままだと遅刻しちゃう!

 あ、でも待って。今の私って、少女マンガのヒロインじゃない? だって遅刻しそうになってて、食パン咥えてるんだよ? これはもう、王子様と曲がり角でばったり遭遇で完璧じゃない! ちょうど私の行き先には曲がり角がある。

 キャハッ! 待ってて、私の王子様!!




 ──そして、私が最後に見た光景は、とても大きな鉄の塊とぶつかり、「ドン!」という鈍い音。視界がぐるぐると回り、ぐしゃりとアスファなどに叩きつけられる。

 激痛など感じる前に、私の意識は飛んだ。

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