第7節 心の傷
ああ降ろう、
心一つから噴き出した血。
閉ざされた部屋の床を汚す、
その傷口の場所がわからない。
だから治せない。
ああ去ろう、
心が一つ死んだ場所から。
悪魔が作った重機でも持ってこなきゃ、
この重い岩をどうにもできない。
ここに居る意味もない。
そうなのに、
この岩の前にうずくまって、動けない。
これを、後悔と呼ぶことにする。
解らない。
粋。〜暇人による詩集〜 ライリー @RR_Spade2
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