第24話 文化祭、スタート!

文化祭のやる気が出た次の日...といっても文化祭当日なのだけども。

俺たちのクラスでは、午前に1回、午後に2回やることになっている。

観客は1回30人程度までとしており、1人1回までとなっている。

観客が少ないのはいくら演劇をやるといっても自分たちの教室であり、体育館のような広々とした場所ではないためである。

そしてのんきに最初の1回目の準備をしている栄太にピンチがやってくるのだった――。


「栄太は髪を整えたりしないのか?」

「まぁあんまり目立ちたくないし...」


やべぇどうしよう!髪整えるっていう話忘れてた!マジで本番早々正体バレて騒ぎになると流石に困るんだけど!


「おいバカか、お前は今日の演劇の主役なんだから!むしろ目立たなきゃだろ!」

「い、いやぁこんな陰キャが目立ってもよくないし…」

「それでも今日の主役だし、あの中野さんと付き合ってるんだから、人の目が集まるときくらいは少しでもかっこよくしとこうぜ!」


やべぇまじでどうしよ。みんな雅の意見に乗っかって「そうだそうだー!」っていってるし...(8割男子)。愛花に頼んでバレない程度にカッコよくしてもらって誤魔化しきるか?愛花得意らしいし。

そう思った俺はチラッと愛花を見ると、すんごいニヤニヤしてる愛花を見つけた。

裏切ったなぁ!絶対後で何かしらで御仕置きしてやる!そして俺は「マジかよ…」とボソッと誰にも聞こえないように呟いた。


「もしかして栄太?隠し事とかしてるのか?」

「い、いやいやそんなわけ…ない、多分」

「おいぜってぇ何か隠してんだろ、その反応は...」

「いやいや隠してない!隠してない!」


かつてないピンチ?にどうするか迷う俺であった。






――――――――――――――


どうも、作者です。あけましておめでとうございます(今更)。

今回は文字数少なめですが、次回は多めにしますのでぜひ楽しみにしておいてください。

どうしても大事な回の前は少なくしがちなんですよね...。

これからも頑張りますので、♥や★をよろしくお願いします、すごく励みになります!

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