概要
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
〇 こちらの作品はファンタジー小説ではありますが、伏線をたっぷり詰め込み、そ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!努力・継続・夢を信じることの価値を真正面から描いた、読み応えのある作品
一度目の異世界転移が「あっけない失敗」で終わるという導入がとても印象的で、そこから三十年もの努力を積み重ねた末に再挑戦する構成が、本作に強い説得力を与えています。
主人公コーキは、夢を信じて現実世界で研鑽を続けてきた努力家。
その積み重ねが二度目の異世界で確かな力として結実する流れは、読んでいて胸が熱くなります。
異世界と日本、二つの世界を行き来しながら問題を解決していく展開も新鮮で、それぞれの世界で得た経験や知識が相互に活きていく点が非常におもしろいです。
若返りという要素も単なるご都合主義に終わらず、「積み上げてきた三十年」が精神面にしっかり残っているため、行動や判断に重みが…続きを読む - ★★★ Excellent!!!二つの世界と、二度目の青春が交差する、胸を熱くする冒険譚
本作は、ただの異世界転移ものに収まらない魅力があります。
主人公・功己が「20歳の身体」と「40歳の人生経験」を併せ持つという稀有な設定が、物語全体に深みと切なさ、そして温かさを与えているのが最大の特徴です。
異世界パートでは、魔力運用の成長や魔物との駆け引きがしっかり描かれ、特にブラッドウルフ戦の緊張感は圧巻!
魔法と剣技のバランス、敵の強さの描写、そして守るために踏み込む功己の姿が非常にドラマチックです。
一方、現代パートでは、幸奈との距離感や、かすかな恋の予感、人生をやり直す中での心の揺れが丁寧に描かれ、読後に胸に温かさが残ります。
異世界の冒険と現実世界の青春が互いに補完し合…続きを読む - ★★★ Excellent!!!信じ抜いた少年に、神は二度目を与えた
気づけば異世界にいた、10歳の「ぼく」。
けれど、それはただの神様の手違いだった。
何かを成すこともなく、右も左も分からぬまま帰されてしまった「最初の異世界冒険」──
だけど、あれは絶対に夢なんかじゃなかった。
少年は信じた。
あの世界は本当にあった。
再びその地に立てる日が来ると。
そうして始まる、「帰還」のための鍛錬の日々。
体を、心を、知識を、力を。
10歳の少年は、たった一度きりの出来事を信じ、
誰にも言えない秘密を胸に、たった一人で三十年を生き抜いた。
大人になっても、誰に笑われても、何も起こらなくても、信じることをやめなかった。
――そしてついに、「二度目」の冒険が始ま…続きを読む - ★★★ Excellent!!!4年を費やした、至極の異世界ファンタジー!
主人公のコーキは異世界への憧れが捨てきれず、普通の人間ならとっくに諦めてしまう程の30年と言う時の流れにも負けずに、幼い頃に経験した異世界の為に鍛錬を続けて来た。
その努力と諦めない精神。みんな良くも悪くも忘れてしまった純粋な夢だったでしょう。ですが諦めない限り希望は、神様は振り向いてくれる。
チートを振りかざす安っぽい主人公が横行する中、一つ一つの描写を大切に地道に努力して高みを目指すコーキにきっとみんなが心を打たれると思います。
30年も待たされた異世界への旅。これからもきっと波乱万丈なのでしょうが、それが読者をワクワクさせてくれるのです!
私はレビューを書くのが苦手です。です…続きを読む