第24話 朝の目覚めにシャワーを浴びる

次の日の朝、俺はすがすがしい気分で朝を迎えていた。

昨日は、いろいろあって疲れたので早く寝たのだ。

そしたら、目覚ましが鳴る1時間前に目が覚めたのだ。


「あぁ・・・これが早起きというものか!」


俺はそう言い、伸びをする。

最近やらなきゃいけなかったことが多かった気がする。

それも昨日ですべて片付き、心はスッキリしていた。

しばらくはゆっくりできるかな。


俺は今日からまたしばらく学生にシフトチェンジするべく、シャワーを浴びてスッキリすることにした。

俺は、まだ寝てる妹を起こさないように静かに1階に降り、シャワーを浴びる。

朝一で浴びるシャワーは、とても気持ちがよかった。

なんだろうこれ、朝一のシャワーってこんなに気持ちいいのか。

これなら早起きも悪くはないと思ったが、今日はたまたまだ。

明日からまた朝起きれない日常に戻ることだろう。


俺はシャワーを浴びた後、鏡の前に立った。

そういえば最近ジムでトレーニングを始めて筋肉がついてきた気がする。

俺はそう思い、鏡の前で様々なポーズをとり、自分の姿をまじまじ見ていた。

すると予期せぬ来訪者が現れる。


「カズ兄!朝から何やってるのー?」


由愛の声が聞こえたと同時に、扉が開かれた。

俺はそのポーズのままフリーズしていた。


「カ・・・・カズ兄・・・」


由愛はそう言い、視線がだんだん下に行った。

妹の視線は俺の息子に釘付けとなった。


「朝から何してるのかは知らないけど、っくく」


俺は頬が赤くなってきた。


「それ終わったら、学校行く準備しなよ!」


由愛は言い終わるや否やドアを閉め、去っていった。

俺の妹、俺のムスコ目撃しすぎだろ!!

俺は制服に着替え、恥ずかしい気持ちを抑え、朝食で由愛と顔を合わせるのであった。


「お兄ちゃん、もう終わったの?」


「うん。そんな時間かかるもんじゃないだろ!いつもの日常なんだから」


「それはそうだけど。カズ兄って早いんだね」


「まぁ、普通と思うけどね」


「そういう大会あったら1位取れるんじゃない?」


妹は笑いをこらえながら、突っ込んでくる。

俺の着替えはそんなに早いのか。

自分では気付かないものだな。


俺は朝食を食べながら、テレビを見ていた。

すると、ここ数日、ツブッターに関する事件のニュースは無くなった印象だ。

まだ、情報管理にAIを導入して日が経っていないので何とも言えないが、ツブッターを安心して使える日常に戻って来ただろう。

ツブッターは、人と人の心をつなぐものである

1人じゃできないことでも、ツブッターでつながった人達と協力すればできるかもしれない。

それは実に美しい姿である。

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