あやしいパーティの記憶とテルマエロマエ

 来月のスケジュールを考える時、毎回一年前の予定を確認します。その月特有のやらなければならないことを忘れていないかな、と確認するためです。


 すると「一年前にはこんなことあったんだな」と感慨深い想いにふけることがあります。


 例えば一年前によく入っていた「打ち合わせ」というスケジュールは、編集者のIさんとの打ち合わせのことです。以前連載していた「漂流病棟」のシナリオの打ち合わせです。

 https://ganma.jp/web/magazine/hyoryu


 その中で作家パーティという一年前の予定を見つけました。

 作家パーティについては以前カクヨムで書いていますので、興味を持ってくださった方は是非ご覧ください。


2023年https://kakuyomu.jp/works/16817330649888484350/episodes/16818093090466515040


2024年

https://kakuyomu.jp/works/16817330649888484350/episodes/16818093090466515040


 作家への感謝祭みたいもので、一般的な出版社で、謝恩会などと色々な呼び名でやっているようです。


 私の場合、今年は参加できるかどうかな、と思っていましたが、もし11月の段階で連載開始でもしていればきっとお声がかかったのかもしれませんが、ご存知の通り8月に提出したシナリオが、ちょっとずつネーム(絵の下書きのようなもの)は進んでいるみたいですが、その後全く音沙汰がありません……。


 作画の方と熱いやりとりが行われているのか、編集者の方がお忙しいのか、それを知る術はありません。


 ただ、自分の中でも改めてこの空白期間を経験することで、GANMA!に依存していたことに気づきました。


 本気でやるなら、もっと他の公募に応募すればいいし、小説のみならず漫画原作は頻繁に公募なり募集なりしていますので、チャンスの窓口はたくさん開いているわけです。


 でもそれをしていない自分を振り返り、自分の位置付けを再認識することになりました。


 乗っているときは、「こんなアイデアもいいな!」とか日常生活で創作に向けて色々考えていたのですが、今はその情熱がnoteの記事にあるように、政治とか、教育とか、アイデアとかあらゆるジャンルに向けられている気がします。

https://note.com/shinryu_kizawa


 それはそれで、これらの記事は以前からいつか形にしたいと思っていたことなので、長い人生でみたら大事なことなのかもしれません。


 そう考えるようにして、今できる何かをやり続けようと思っています。


 ふと、偶然今テレビでテルマエロマエがやっています。


 この作品、本当に面白いですよね。売れない漫画家さんが出てきますが、ひょっとしたら、この作者さんは本当にこのような環境だったのかな、なんて想像していました。


 このローマと現代の風呂をくっつけるという斬新なアイデアが実を結んだ傑作ですよね。


 いろいろじたばたしてみたり、一見回り道だったり、立ち止まってみることも、振り返ってみると実は全部大事な瞬間に進むための大切なプロセスだったりします。そう信じて一歩一歩前進することにします。

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【奮闘記】漫画原作者のつぶやき 木沢 真流 @k1sh

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