第1-10章:夜の前

「伊夏、ここに座って。」


私はずいぶん仕方がない顔をしている。


「伊夏、自分が何をしたのかわかる?」


「当然私は一番知ってるよ。」被害者だから......


「先生はすごく怒っているって知ってる?」


「オフィスまで呼ばされたから、そんなことは当然知ってるでしょう。」言った私はため息を嘆いた。


「何その態度よ、伊夏の悪いのに、気にしてない顔で。」


「............」


「それじゃ、どうする?」


「............」


「せめて先生に謝らなきゃだろう、目上にそんな態度で。」


「............」


「伊夏!真面目にしなさいよ!ずっと黙ってて、私は君に話してるよ!」


「そんな態度なら、母が小さい時にしたらもはや殴られたよ!」


「また以前のことを言って、本当に比べるなら、なんで自分と戦争時代の子供たちと比べないか......」伊夏は母に聞こえない声で呟く。


「何言ってた?もっと大声でしろよ!」母は伊夏に怒鳴る。


「私の物が壊されたくせに!なんで私が謝るの!代わりに母の一番大切な物が壊されたら、冷静になれるの!」


「伊夏!先生が電話をかけてくれるのは決して伊夏が何をしたからよ!、先生は君を誣告ぶこくするなんてありえない!」


「先生が私を誣告してるよ!」伊夏は母に怒鳴る。


「伊夏、先生は目上、決して君を誣告しないから、きっと伊夏が何を間違えた!」


「先生が無条件に私が一番大切な物を壊して、それでも私の悪いのか!」


「伊夏、母はさっき何度も言ったよ、先生なんて君を誣告しませんよ!」


「無条件に伊夏のものを壊すなんてありえないよ、何回言うかわかるの!」


「先生を信じるよりわたしのことを信じてくれないの‥‥‥」


「何を言ってるの、母が信じようと信じまいと、伊夏は子供、先生は大人、元々彼の話を聞くべきだよ。」


「だから!私は子供であり、何をしなくても、先生が私が悪いと言ったら、必ず私の悪いのか!」


「伊夏!」

「もう何回を言ったよ!先生は大人、伊夏は子供だから、先生が君を誣告するなんてありえないよ!この事件は絶対先生の悪いじゃない!」


はさっきからずっと私は子供、先生は大人の立場で言ってばかり、私だって反抗の権利でさえないのか!」


「だからさっきも言ったよ!伊夏は子供、先生は大人、伊夏が先生を尊敬するのも当然なことだ!なにか反抗とか、たとえ今日は先生の間違えだとしたら、きっとわざとすることではなくて、彼の理由があるよ。きっとその物が何が悪いから!伊夏、人のことをなめにするな!」


「私が持ってる物はただのカード、それを持って何が違うの!それに私も授業中に取り出さない。」


「だとしたら、ちゃんと言えばいいんじゃないか!怒鳴る必要はあるのか!」

「それに、ただのカードじゃ、また新しいの買ったらいいでしょう。」


「そうする必要があるよ!もう壊したから、冷静になるわけないの!」


「伊夏が話した対象は先生だよ!」


「先生が人を殺しても不罪ですか!」「先生が過ちを犯したら、ちゃんと向かうべきだよ!」


「それは伊夏に言うまでじゃないよ!」


「何が『私に言うまでじゃない』って、被害者は私だよ!私から指導するのももっともだよ!先生が過ちを犯したら、生徒が先生を怒るのもゆるされるべきだろう!」


「生徒と先生はこの件から見れば、二人の差別は年齢だけ、それ以外全くないよ!先生がそんなにひどいことをして、私は私の感覚も言えないの!」

「謝りに行くのは絶対無理、あれば先生から私を謝りに来る。」

「私は先生に分からせるべきよ!先生が私に謝りに来るべきだ!」


「もう!一体何を考えるの!伊夏、母はもう何度も何度も言ったでしょう!この事情は伊夏の言ったような処理できないよ!」


「なんで!」


「伊夏はまだ子供だよ!さっきも言ったはずだ、そうしちゃだめって、先生に対しては無礼すぎだよ!」


「先生に対しては...今日はの悪いくせに!なんで私から言えないの!私の物が壊されたから、なんで私が先生に説教の資格はないの!」


「伊夏!」母は突然キレる。

 

その声で、私はすこし驚いた、前にだってそういう声を聴いたことは一度もない。


「母はここで警告する、もう伊夏のわがままをずいぶん我慢した、その態度を注意しろ!偉そうな態度はやめてくれ!」


「偉そうな態度って...大人たちもそうじゃない!なんでこの理由で私を黙らせる、子供だからいい言葉が話せないの!まさか大人たちにとっては私はあどけないっ子だけ、何もできずに何も聞かなきゃいけないで...ふざけるな!人のことをバカしないで!」


「伊夏!どこで習ったの!まさか君は尊敬の心はないか!先生に対しては尊敬すべきっていう常識はないの?」


「尊敬の心、常識なんて......」


「もういい、これ以上話したくないから、さっさと皿を洗いに行きなさい。」


結局、事情は伊夏が不満を抱えたままで、母に狂暴に終わらせた。


「まったく、その子に何があった、前にそうしないのに、目上でさえを逆らえるようになった。」


「六年生になって偉そうな態度で感じ。」


皿のキャンキャン声で、伊夏は噤んで洗っている。またさっきのことに不平な気持ちを抱えている。


「私の物が壊されたくせに、私の物はそんなに価値がないの?」


「大人の物こそ高級ですか?」


「大人が何をしても許されるのか、相手が子供だから。」


「尊敬の心を持つべきから、私はそのカードが壊されて私はどれだけ傷づくことですら言えないの。」


「ただのカードで、また新しいの買ったらいいでしょうなんて......」


「もう売り切って、二度と買えないんだ。たとえまだ買えても、大人がそんなに物を大切な心がない、私に尊敬しがいがあるの?」


「アニメが好きで違ったのか?」


                  つづく









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