第1-7章:雨を作る


「やほう〜!どう?伊夏、私は綺麗?」


「............」「なんでこんなヘアスタイル?」


倉伊の淡い青い髪の後にポニーテールを結んでる。


「綺麗でしょう?よく時間をかかって作ったんだ。」


「............」「すごく綺麗で可愛いんですけど、なんでそうするの?」


「後で理由を教えて、とりあえず部屋に行こう。」


「今日の倉伊はなんかおかしい。」


「そうかもよ」



倉伊が部屋に入るとすぐベッドへ行って座る。


「............」


「直接に聞きます。倉伊、なんでそうするの?」


倉伊はさっきのみたいな楽な態度を変わって、本気に言葉を話す。


「伊夏、私達は前を向かうべきって思うんだ。」


「......?」


「昨日ベランダで長い時間を考えた。」

「色々なことを考えた。」

「私達はこのまま学校にいかなくて、先生は私達のことはどう見えます?それとも、学校を休むことでさえ知らない?」

「考えて、考えても。」


「あの教室で考えたことと同じ、こんなことを考えても意味がない」


「私達は前を向かうべきと思って、私達らしいことをして。」


「けど、伊夏....」倉伊は突然伊夏のそばにくっつく。


「ちょっと、倉伊......!」伊夏は倉伊の行動で少し驚いた。


「伊夏、わかってるよ、先生がやったことはこのまま忘れるわけではなくて、すぐこの陰からでていくこともできないって私達がわかってる。」


「この短い時間で何も変われないこともわかってる......」


「それでも...それでも...伊夏!私がこの髪型を結ぶ原因はびっくりさせたいの!それに、伊夏と一緒に付き合ってくれて...」


「付き合って?ちょ!倉伊?どうしたの?なんか泣いてるんだけど。」


「あれ...そうなんだ、私、泣いたんだ、さっき言葉が喋れないのもその故か....視線がおぼろげになるのは涙か....」


倉伊が体をもっと伊夏の方へ寄っていく。


「伊夏、私が今日この髪型を結ぶ原因もう一つは、私、今朝四時に起きた、朝起きたら伊夏のことを考えて、ずっと考えて、会いたいって思いが強くてたまらない、逆して私がこんなことを遭うとすれば、私、我慢できないかも!......」


「伊夏、私..私が伊と一緒にいてほしい、つらい道なら一緒に追い越す、このことが私と伊夏にとってはつらくてたまらないけど、伊夏...私達が一緒にこの悔しさを進む力になろう!」


倉伊が頭を伊夏の肩に頼ってる。


「伊夏は私一番な友、昨日帰ったら、もっと伊夏と一緒にいたい想いが強く、周りの人が私にこんなことをしたら、きっと別に大したことでもないって思ってる。」

「けど!私がわかってるよ、それが伊夏本気に好きな物って私が分かっているよ!」

「伊夏がアニメが好きな気持ちがどれほど強いって私も分かってるよ!。」

「『小さな物がそんなに重要なの。』っていうことは私が絶対そう思わない!」

「あるものは誰にとってはどれだけ大事なの、私にとっては同じだよ、伊夏大事なカードが壊れられて、私にとっては心を割れたような苦しい、周りの人に変だと思われても構わない!」


「でも、伊夏は私一番な友だから、一緒にこのつらいことを追い越して、私達夢の力になろう!」


言い切り、倉伊はもう完全に伊夏の体にくっついてる。


伊夏はいやなことじゃない、逆に胸の中に抱きしめて。


「私も倉伊に言いたいことがある。


「私は朝起きたから倉伊のことを考えて、会いたい。」


「その日、気持ちが崩れた時に、倉伊がいなければ、私はどれだけ苦しくになるか、自分を部屋に閉じ込めて、二度と出ないかな......」


「けど、その時に、倉伊は気持ちが崩れた私にその絶望な所を連れて逃げた。」


「あの時、倉伊の慰める声、全部聞こえる、もし聞こえなかったら、私はどうになるか......」


「私を家に連れて戻った時に、倉伊も優しく私をベッドに置いて、倉伊、その時本当に色々助かりました。」



「ありがとう、倉伊は私一番な友なんだ!」



「倉伊が慰めてくれて、今まで辿り着けるんだ。」


「倉伊、何だ昨日のおしゃべりは全く足りないって思う、今の私は、一番楽しいことは倉伊と一緒にいて、おしゃべりして、倉伊のそばにいる。」


「倉伊と一緒に前を向かう、分かってる、このことはすぐ頭の後に捨てそうもないことが分かってる、でも倉伊は待ってくれるよね。」


伊夏が倉伊を見てる、倉伊が軽く頷いた。


「今の私は、何もしたくない、倉伊とおしゃべりして、倉伊のそばにいるだけ!」


倉伊が伊夏の胸の中に立ち上がって、伊夏を向かって、伊夏の手を握って


「伊夏、私達はどこから始める?」


その言葉を聞いた伊夏は涙が溢れる。


「昨日何を考えたのかを話しましょう〜」


伊夏が嬉しく笑った。

倉伊も楽しく笑った。


それから、二人は毎日伊夏の部屋で楽しくおしゃべりしたり、過去の思い出を話したりする。


そんな日々が卒業試験に続く。


卒業試験の前日。


「ところで、明日は卒業試験なんだけど、伊夏には何か予定がある?」


「それか‥‥‥特に何も考えてないなぁ。」


「倉伊は何をしたいの?」


「たぶん、書き終わったら、絵を書くだろう?」


「先生に没収されったら、もう一つの紙を取り出す、そう繰り返す。」


「カンニングだと言われたら?」


「それも関係ないんじゃん、最初から気にしないでしょう、零点にされても構わないだろう。」


「それもそうね、わからないわけじゃない、この点数なんてどうな結果とか、私達の未来を影響しません。」


伊夏と倉伊は部屋で明日の計画を定めてる。


もし先生がその計画の内容を知っていたら、どう思う?


カードのことを抜きにして、伊夏と倉伊のことは先生にとっては性格が良くて成績も良い、良い生徒だ。


だとしても、かーどの事件で伊夏と倉伊の怒りはきっと長く忘れられない。


生徒はそう言いませんだけ、そう思ってないわけではない。


その事件の前に、伊夏はもはや無条件に先生に尊敬する観念には不満を抱えた。


けど伊夏は知っている、今から話しても、何も変えられない、更に他の先生に狙うかもしれない。


唯一できることはつぐんだままで


そんなことはいつに続くのか、答えは誰も知らない。


                 つづく

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