無気力な令嬢は幸せを信じない～七度の人生で悲惨な死を遂げたので、八度目は希望など抱けません～

七度の転生を繰り返し、その全てで悲惨な死を遂げた。
七度目の死を迎える直前、八度目の転生からは生きることを諦め、無気力のまま死を受け入れようと決意する。

そして巡ってきた八度目の人生。
フォトン公爵家、末の長女として生を受けたレイニー・フォトンは、生まれた瞬間から生きることを諦めていた。
しかし、彼女が生まれてすぐに目にしたのは――自らを笑顔で見つめる家族の姿だった。

フォトン家に生まれた初めての女の子に両親や二人の兄は深い愛情を注ぐものの、七度の前世で悲惨な死を遂げたレイニーは、家族からの愛を信じることができず疑心暗鬼に……。

レイニーは自分に注がれるさまざまな愛を信じることができるのか？
八度目の人生が、ついに始まる。

※MFブックス異世界小説コンテストの中編用作品です。