概要
針と糸で全てを繋いだ少女の英雄譚
「ぬいけんのせねか」と読みます。
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コルドバ村のセネカは英雄に憧れるお転婆娘だ。
幼馴染のルキウスと共に穏やかな日々を過ごしていた。
ある日、セネカとルキウスの両親は村を守るために戦いに向かった。
訳も分からず見送ったその後、二人は孤児となった。
その経験から、大切なものを守るためには強さが必要だとセネカは思い知った。
二人は力をつけて英雄になるのだと誓った。
しかし、セネカが十歳の時に授かったのは【縫う】という非戦闘系のスキルだった。
一方、ルキウスは破格のスキル【神聖魔法】を得て、王都の教会へと旅立ってゆく。
二人の道は分かれてしまった。
残されたセネカは、ルキウスとの約束を胸に問い続ける。
どうやって戦っていくのか。希望はどこにあるのか⋯⋯。
セネカは剣士で、膨大な魔
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コルドバ村のセネカは英雄に憧れるお転婆娘だ。
幼馴染のルキウスと共に穏やかな日々を過ごしていた。
ある日、セネカとルキウスの両親は村を守るために戦いに向かった。
訳も分からず見送ったその後、二人は孤児となった。
その経験から、大切なものを守るためには強さが必要だとセネカは思い知った。
二人は力をつけて英雄になるのだと誓った。
しかし、セネカが十歳の時に授かったのは【縫う】という非戦闘系のスキルだった。
一方、ルキウスは破格のスキル【神聖魔法】を得て、王都の教会へと旅立ってゆく。
二人の道は分かれてしまった。
残されたセネカは、ルキウスとの約束を胸に問い続ける。
どうやって戦っていくのか。希望はどこにあるのか⋯⋯。
セネカは剣士で、膨大な魔
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!恋愛要素があるから読まないなんて勿体ない!努力・友情・勝利が好きな方へ
「努力・友情・勝利」が好きな方は、こちらも好きになっていただけると思う。
この話において、恋愛要素は戦闘描写と戦闘描写の間を埋める日常回なんてお茶を濁すためのものではなく、主人公が夢へと向かって努力していくための原動力として描写されている。
主人公の少女セネカは、愛するものを守りたいがためにストイックに理想に向けて努力し、本来は戦闘向きではないスキル【縫う】を柔軟な発想力と、たゆまぬ努力で目標の為に鍛え上げていく。
そのひたむきな姿は、周囲の人間の心をも燃え上がらせ、彼女のもとには「叶わないかもしれない夢」を「必ず叶える目標」に変えた仲間たちが、また一人、また一人と集まってくる。
その仲間…続きを読む