#18 足らない、足を運ぶ、現れること、待つこと
私は今、どこか自然を旅する必要がある。世界の理を感ずる、受容するためのドライヴァーを自らに組みこむ、正しくは遺伝子が発現するみたいにスイッチをオンにする必要がある。
先日、絶望した気づきがあった。それは、人間(ホモ・サピエンス)の繁栄は“想像力”が起こした絶望であるという気づき。その人間だけが持つ特異な性質である想像力が、自ら我ら人間をメディスン・ホイール(ネイティブアメリカンが言う自然や世界の輪、曼荼羅のようなもの)から追い出して、そして追尾する形で本来の位置の反対側にイデアのメディスン・ホイールを作り出した、という絶望。
まだ分からない、何かが足らない。この絶望は希望が鏡越しに現れた仮の姿であるかどうかが分からない。これは自然に問う、自然を通して自らに問うことなしに解決することではないのではないか。だから私は今、どこか自然を旅する必要がある。
今、寝て待つ果報を求めている。
正しく寝て待つこと、これは容易でない。
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