69-「7組のバスケ部員に報告」
学校で木々村くんに昨日のことを話しても何の意味もないと思った。
だから、話すのは、授業が終わった後になるはずだった。
けれど、昼休み、僕は気になって7組に向かった。一つは昨日話した澤河仁の好きな人が近くにいるのか?ということを確かめるため。
もう一つは……なんというか。みんなは納得しないかもしれないけど。
まぁ、今日の夜にはわかるでしょ。
その2つの目的のために7組のところに向かった。
2つ目の目的は、隠すほどのことでもないと思われるかもしれないけど、僕の予測が外れた時、それがバレるのは恥ずかしいからね。
後々でお前そんなん隠すほどのことでもなくね?そんなんだから、お前モテないんだよ、という誹りを受けたとしても、僕は黙ってる方を選ぶ。
怒られた時、小さい子供が都合の悪いことは黙っているでしょ?
それと同じように。
表向きの理由としては、バスケ部の子に昨日のことを伝えるという体でここに来たことにしておく。
そして、クラスを見渡す。
澤河仁もいる。
彼の目線を辿る。
いや、男友達と接しているように思うな。
僕がいることに気づいているのだろうか?
ぱっと見気づいてなさそう。
「昨日だけど、まだ解決しなかったから、また今日も行くね。ごめん、手間取って」
「いや、いいよ。そんな」
「なるべく早く解決できるようにするから」
そんな業務連絡をして、その後軽く雑談を交わした後、
じゃあね、と言って僕は教室を去ろうとする。
この時僕の方を向いてる人を探した。
澤河仁は、こっちを見ている様子はなさそうだった。
他に僕の方を気にしてたのは、僕がざっと確認できたのは4人だった。
うん。まぁ、こんな感じか。
収穫はあった。
多分。
木々村くんに話す前にもうちょっと調べようと思って向こうに行ったけど、クラスの雰囲気を感じることはできた。
学校を出てから木々村くんに話すことにしよう。
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