永遠ではない命と永遠の伝承

生き物の命は、等しく永遠ではない。
それでも、アンとウミを失った主人公たち同様に、別れに立ち会うというものはやはり悲しいものである。
陽子は二匹を本当に大切にしたからこそ、非現実的な猫神様の存在を信じて二匹に再会出来たのだろう。

それにしても、祖父が昔からの猫神社の伝承を知っていたからこそ、この物語は成り立っている。
立て直した後も、SNSによって噂が継承されていくと言ったように、伝承(あるいは二匹を大切にしていたという想い)は、どこまでも続いていく。

命の儚さと、伝承を語り継ぐ大切さの二つを再認識させられる美しい物語だと感じました。

その他のおすすめレビュー

ヨッシーさんの他のおすすめレビュー10