感傷のバッカスの陽射し

 感傷のバッカスの陽射し


        静寂のうちに執り行われた

        官能の転移のふとした吐息が

        健全な血液に埋もれた

        幼女の股間を見詰め返す

        あれは  陽射し


        母親の愛液を舐めあげ

        見知らぬ父親の怒張した

        責め具にのめりこむ

        青い尻の快楽の震え

        蜜夫の性器を自慢げにくわえた

        母親の唇は

        白濁の精液に輝く


        もうじき 

        かけがえのない朝が

        記念の朝が

        排卵期とともに扉を叩く

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