少女を孤独から救ったのは、大きなクマさんだった。

主人公が、「先生」に、手紙を書いています。
その手紙の文章がベースとなる物語です。

主人公は、幼くして父親を亡くし、母親は医者で突然呼び出されることのある多忙な方です。

しかし、主人公は一人にはなりませんでした。

友達ができたからです。


彼は、背が高く、
そして優しく、

主人公の母親だけじゃなく、他の教員や、友達の親にも顔がきく、
頼もしい、「クマのぬいぐるみ」だったのです。





そう彼は、暑い日も寒い日もずっと、
着ぐるみを着て、主人公と一緒にいたのです。

なぜ……着ぐるみを着ていたのか?
想像するに……、あからさまな優しさでは、少女を孤独から救えない、と思ったのではないでしょうか?


優しい気持ちを思い出させてくれます。


ご一読を。