鉄腕アトムを読んで

手塚治虫の『鉄腕アトム』を読んでいる。


アトムの世界では、地球と同じような星は同じタイミングで複数あると考えられている(通説かもしれない)。

地球から逃れた人々が別の地球を見つけると、そこには自分たちとまったく同じ見た目の人間が生活していた。

国の名前も人の名前も、鏡合わせの世界に入ったかのようにそっくりそのまま。


まだ読み進めている途中だが、この設定は非常に面白い。


他のSF作品でも、登場人物は全く同じだが異なる分岐点を進むことで違う人生を歩んでいるという類の「平行世界」が複数存在するのではないかという説がよく出てくる。

この場合、人生の中で選択をする度に新しい平行世界が誕生しているということだろうか。

赤と青で迷い、赤を選んだ場合の世界と青を選んだ場合の世界。

食べるか食べないか迷い、食べた場合と食べなかった場合。

こうしてどんどん世界は増えていくのだろうか。


自分の知り得ない世界があるかもしれないと想像することはとても楽しい。

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文系学生の妄想宇宙論 宇嶌玲 @yu-ri9734

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