概要
不思議な書店で購入した本たちが、主人公を変えていく。
今年で24歳、喫茶店でアルバイトをしている直は、日々をぼんやりと生きている。
新卒で入社した会社は一年と少しで辞めてしまったし、それ以降特に就職活動に勤しむこともなかった。
やりたいこともない、胸を張って好きだと言えることもない。下手に歳だけ重ねてしまったからか、何もかもをどこか冷めた目で見つめてしまっている人生が地続きで、このところ心が強く揺さぶられるものには、まるで出会えていなかった。
そんな最中、直はたまたま仕事が終わるのが遅くなり、何時もより2時間遅めに帰宅する。道中、いつもの帰り道に突如オープンしていた“ 夜しか空いていない書店 ”。直は吸い込まれるようにその店へと足を踏み入れていく─── 。
新卒で入社した会社は一年と少しで辞めてしまったし、それ以降特に就職活動に勤しむこともなかった。
やりたいこともない、胸を張って好きだと言えることもない。下手に歳だけ重ねてしまったからか、何もかもをどこか冷めた目で見つめてしまっている人生が地続きで、このところ心が強く揺さぶられるものには、まるで出会えていなかった。
そんな最中、直はたまたま仕事が終わるのが遅くなり、何時もより2時間遅めに帰宅する。道中、いつもの帰り道に突如オープンしていた“ 夜しか空いていない書店 ”。直は吸い込まれるようにその店へと足を踏み入れていく─── 。
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