水華王国の都市カナシアはヤクザ組織の抗争により荒れていた。その陰で暗躍する殺し屋たち。
そのうちの一人、金髪のクルシェは、ナイフ使いの少女。彼女は依頼により、<月猟会>の若頭クオンの暗殺を引き受けることになる。クオンは、クルシェの養父フリードが仕留めそこなった標的であり、養父の仇でもある。
だが、そのクオンには、物理攻撃がいっさい通用しない凄腕の魔女がついていたのだ。
近現代の異世界ともいうべき、独特な雰囲気をもつ都市カナシアを舞台に、強烈な魔力をもつ魔女たちの死闘が繰り広げられる……。
本作は、魔力をもった魔女たちの異能バトルがメインのお話。でもマシンガン使いや、剣豪も出てくるという、なんとも豪華絢爛な殺し合いのパレード。
そこへ魔女狩りの<巡回裁判所>も絡んできてのバトルロイヤル。果たして敵を仕留めて生き残るのは、どの陣営なのか?
一応彼らは暗殺者のはずですが、こそこそ隠れて殺す気はまったくなし。ド派手に壊して、ド派手に暴れまわる殺し屋たちのバトルは、もう戦争。
血と硝煙と、毒がしぶく戦場に舞う、金髪の少女クルシェとその仲間たち。
生き残るのは誰だ? そして、最後に立っている者は?
架空の街の、ド派手な異能バトル。読めば忘れさせてくれます。あなたの退屈な日常とか、つらい現実とかを。