概要
吸血鬼になった一人の少年の物語
主人公、神崎かなめは高校生になって初めて迎えたゴールデンウィークに、怪物に襲われて死に掛けた。そんな彼を救ったのは『災禍の化身』と恐れられる幼女の姿をした吸血鬼だった。彼女によって自分も吸血鬼になったかなめは、そのおかげで一命を取り留めて、自分を吸血鬼にした幼女と共に生活することになる。彼の高校生活は吸血鬼やヴァンパイア・ハンター等、異常な存在が当然のように存在する日常に変わるが、彼自身はあまり気にしてないようで……?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!化け物の心を救うお話。
小説投稿サイトへ投稿を始めて4年。初めて文章レビューを書きます。
ある日突然、自分が社会と相容れない化け物になってしまったら? 自分を化け物に変えた張本人が、実は箸を持つこともままならないような少女で、自分の家に転がり込んできたら?
一般社会に生きる主人公・かなめが、そんな状況に置かれる事から始まるお話です。
当然、数日も経たないうちに追われる立場となり、普通であれば心を病んだり、現状からの逃避をしても全くおかしくないかなめですが、紆余曲折を経て、冒頭で述べた化け物の少女・レイラと共に人生を歩む選択をします。
同類は存在せず、人を拒絶し、社会に馴染まず、どう足掻いても異端として浮き彫…続きを読む - ★★★ Excellent!!!吸血鬼ものに飽きた人たちへ
吸血鬼、それは様々な物語で、主人公として、脇役として、敵役として登場するファンタジー界のスーパースターです。
19世紀ヨーロッパで様々な小説に登場し人々を怖れさせた吸血鬼の物語は、その後も絶えることなく物語のモチーフとして使用され続け、もはや出尽くした印象すらあります。
しかし、作者はあえてその主題に挑み、またひとつ吸血鬼の物語を紡ぎ出しています。この物語を新しいと感じるか、使い古された類型のひとつと感じるか、それは読者となったあなたの感じ方次第です。
ちなみに私は、この作品に青春の爽やかさを感じました。
もしよろしければ、この物語に触れてみてください。楽しさの種があることだけは、私が保証し…続きを読む