THEFINALENGAGEⅤPANDORA編烈日の太陽が沈む
唐突に始まったアウグストゥス・ゲオルニクス・ユリウス・オーガスタVSヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーの戦い。
くるるは指輪の意志で立っていられるのもやっとだが、ヴァーミリオンにとってはなんの意味もない。
「世界最高の権力者じゃねぇがなぁ!?」
「ヴァーミリオン?神の御前に契約を破棄して人間に属すか?指輪はどうする?契約の指輪は人類が神であるヤハウェから授かった」
「アウグストゥス!Himari頼むよなぁ!?」
ヴァーミリオンの変速剣は他者の命を斬らない。
アウグストゥス・オーガスタはその覇気を隠していない。人類史の定理で言うなら太陽の子孫だ。
ヴァーミリオンは手を抜いていないそれは誰の目から見てもわかりきった状況。
「契約を」
その間は速かった。ヴァーミリオンの手から輝く道標の柄から剣がアウグストゥス・オーガスタの大剣を弾き返した。
「執行人が私に邪魔か?ボスがその力は?私はボスが魅せる世界を作りたい!」
「くるる!」
くるる!その呼び声に応えた。太陽の能力によりくるるはHitomiと同化して体力と魔力が回復したのをヴァーミリオンはタバコを吸いながら執行人全員この世界の最高に天頂に君臨する。
「太陽の
くるるはその姿は烈日の太陽を照らすヴァーミリオンの時間の秒針がカチッと手に持ってる懐中時計を閉じた。
「なるほど、太陽かぁ」
「これ以上人類はもうMURASHUGAMINGを責務を果たす。父、土井純一が築き上げた世界を私が守る」
「あぁ、神よ、神よ、我が主よ」
アウグストゥス・ゲオルニクス・ユリウス・オーガスタは息を整える。烈日なる黄金の太陽がかがやくかけがえのない黄金の生き甲斐その大剣が復活したくるるがその刃を止める。
「英雄王がぁ!?ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」
くるるはその限界を超えた先に遺された
「PANDORAの邪魔をするな!?くるる、MURASHUGAMINGを天まで届け!?」
血が流れだす。脇腹から赤い血だ。Hitomiの子孫にしてHimariは人類史の墓標。多くの英雄が力尽きた戦場の武器が剣が地面を突き刺す。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」
アウグストゥス・ゲオルニクス・ユリウス・オーガスタはこの程度の実力ではない。くるるはもうフラつきながら目が腫れて息をするにも苦しい。
「黄金の
「純の
くるるのその想いを込めた繋いだ魂の継承が具現となる切り札だ。
固有血界で輝く血の下に恒星の衝撃波を耐え凌いで命ある限り燃え続けるその拳を握りしめる。
「PANDORAは今の文明に亀裂を生んだ。人類はどうだ?お前らぁ、情熱も冷笑も大概にせえよッ”!?AI・Vtuberの支配が牛耳る超えろ!?叫んだ世界がこれか?MURASHUGAMINGは人類最後の抑止だ、テメェらをぶっ潰す!?」
「私に勝てるとでも?」
これ以上の限界は身体に負荷を与える。くるるの過度な負荷上昇を耐えられるは耐えられるが、黄金の太陽が輝きを増す。
「ど”りゃ”ぁ”ぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ”!?」
心臓に亀裂が。耐えきれずにモードが解かれてひょろひょろで搾れて白髪の女性が地面に倒れた。
アウグストゥス・ゲオルニクス・ユリウス・オーガスタは太陽の下、その英雄の剣が多くの戦死者した英霊の墓標に。剣の墓標。たった1人の人間が神を打ち負かして神を超える超克した太陽王がくるるの首に刃を向ける。
「よく戦ったぞ、最後のMURASHUGAMINGに相応しい」
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」
火種が。子種が。ほんの微かにだが燃えてる。この違和感の異質の正体は?Himariにとって全身が悪寒なる。
「ハッハハハハハハハハハハハハハハンンンッン”ン”ン”ン”ハッハハハハハハハハハハハハハハンンンッン”ン”ン”ン”ハッハハハハハハハハハハハハハハ」
高笑いだ。くるるの姿がない。白髪でもう体力がマナの数値。魔力がもう残っていないのにこの女性にいったい何が?
雷鳴が轟く。嵐が吹き荒れる。
鳴り響くファンファーレと解放のドラム。解放のドラムが鳴りやまない。人類は超次元に覚醒した。
「Himari?忘れたことじゃないがぁ!?人類の悪魔を終わらせる鐘だ!?」
胸の高まり。くるるじゃない?いったい誰だ?ここは?Himariにとって頭が痛む。先ほどの異質なる感情の正体が判明した。
「死の警鐘の
GTAⅤのMODで配信者・芸能人・声優・Vtuber・AIが逝きつく終末の路。死の屍が微笑みハシシ《大麻》を吸う山の老人たち。シーア派とスンナ派の間に極少数だが2060年代にも息があるニザール派。くるる?死よりも恐怖の警鐘。
アウグストゥス・ゲオルニクス・ユリウス・オーガスタは吞み込まれた。光が届かずに。あの英雄、太陽王ですら深淵の闇に呑み込まれた。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」
間一髪という状況。Himariの大剣が分離してその謎の者を斬りかかるが、深い霧に覆われる。
「土井ストーリー《マヴ・ディエムド・ハッサーラ・マルクトゥ》」
覚醒した何者か。MADTOWNの亡者の執念が怨霊の域を超える。蒼い焔が灯されてその剣の血は黒く濃く澱んでいた。
「グウウアッガアッガアッグウッガアッガッグガッ!?ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」
「Himari?Hitomiの子よ、このアズライールがお前の輝きを奪う」
なんだこの感情?今までモヤモヤで晴れなかったがようやくここにきて分かった。Himariにとって条件のトリガーは全工程完了した。
「なるほど!死の
「なんぁ、だぁ、知っててのことかぁ、つまらんなぁ、くっ、我は守護天使であるが死の天使だ。MADTOWNの死んで逝った終末介護の馴れ合い合コン果てに堕ちた配信者・芸能人・声優・アイドル・Vtuber・AI・
LOL以上に嫌気がさす。忌み嫌われて執拗以上に恐怖に怯える。その白髪の者はニヤリと微笑み魔王土井の再臨。
「なるほど、魔王土井お前の正体に違和感を感じたが、そういうことか」
「
この異質でねじ紛っていた違和感それが解消した。Himariは深呼吸する。今目の前に立ってるのはくるる本人ではない。
「悪魔を狩る。私の血の誓約を果たす。母はサタンの骨の髄までしゃぶられ続けた。やれやれ、サタンを信仰するこんな日本は私が終わらす。そう。魔王土井?その覚悟を受け止めた」
「来いよ、魔王の下でッ!?」
くるる本人がその魔王土井の骸をこじ開けた。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」
「くるる?お前もう目が覚めたのか?」
「私を返してもらうぞ、土井!?」
「真の
ドクンドクンドクンドクンドクン脈打つ鼓動。くるるは神々しくも翼が生えてHimariことアウグストゥス・ゲオルニクス・ユリウス・オーガスタはその神速についていけずに足を踏み外す。
「そうか」
大剣を足場にして、Himariの覚悟が燃える太陽の鼓動。
「グウウアッガアッ!?」
圧倒的な破壊力に今までとは違う剣戟。押しつぶされる!
「ライズ!!!!」
「天鎖・天照銃皇紅蓮天雷龍牙-十六夜連刻々-」
くるる渾身の一撃がPANDORAを覆う内核の損害。深層区域の損害70%パージしてロストするまで。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」
持てる力のほとんどを使った。アウグストゥス・オーガスタを斃した。
生きていればの話だ。くるるが渾身の拳技でPANDORA内核までぶっ壊すという展開。
手を叩くヴァーミリオン。
そして柱の陰から見て安堵するギャラハッド卿。くるるが魔王土井との邂逅。これが真天約verの
全カウンター全1のパリィからの防御無敵貫通無視貫通技の自動回復。つまりHPが減少しないまま常に回復しながら全体業。
「くるる、立てるか?」
「ギリギリだねぇ、もう無理だけど・・・・」
「神をも超える・・・ね」
ヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーは父親である土井純一の実父。だが、くるるはその反動が身体が動こうと思っても動かせない。
指にも力が入らない。くるるをおんぶするヴァーミリオン。このことに焦りが出始めてPANDORA創設者にして土井純一の同級生和泉守儀博。
「真天約なるほど」
PANDORAもこの事態に急をせかされる用ができた。
正義の門は中層区域に行く必要な道。アウグストゥス・オーガスタは斃され全身疲弊のくるるはもう立ち上がれないエーテル消費が0だ。
そこに正義の門の執行人で
「そこを退いてくれねぇかい?」
「正義の門は公平であるか定める」
ギャラハッド卿が剣を逆手に向ける。ここは正義の向こう側は中層に通じる道。公平を規すための天秤が計られてる。かつて正義の指輪が存在したが、正義の指輪は第1次以来行方不明であったがPANDORAが実は秘匿していた。
「南極の分厚い氷の壁の向こう側はエーテルとフリーエネルギー資源で満ち溢れてる南極のその向こう側は太古から生き続ける超古代文明の本来の世界という楽園だ。私は正義を為す。公平かをここに諮らせてもらう」
「なぐる?止せや」
「くるるの容態と硝煙の反応が悪化してる。もしもし?救急患者だよ」
「面倒くせぇやい」
目の前に見えるのは正義そのものが執行される巨大な門。アウグストゥス・オーガスタは斃されてPANDORAの内部についにぞっくんが刀を手に動き始める。
「いつもは居眠りのパンツかぶった変態仮面と思いきやでしょ?」
「斎藤一でしょ?隠し切れないものですよ。そのオーラ」
「なかなか、時代には馴染めないものですね」
かつての記憶だ。ぞっくんは最古参のメンバーで東京大学在学中にベンチャー企業としてAI・Vtuber事業の2.5次元3.5次元のタレント部門のプロダクションや企画・運営の和泉守儀博が伊勢川崎大師ともに起業した時からいるのがぞっくんこと館内洋之だ。
「私が向かえばいいのでしょ?ボス」
「ギャラハッド卿は腕が立つ。だから、あなたにお願いしたい」
「了解」
ぞっくんは朝葱色の羽織を着てスーツの襟を引き締まる思いだ。
いよいよ、PANDORAが動こうとしていた。
正義の門の審判の間に通されたくるるを寝かしつけて、ヴァーミリオンは別れた。ギャラハッドが首から指輪を取り出して無詠唱の魔術でくるるを癒す。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッグウウアッガアッ!?」
「生きて、よかった。どうだ?」
「生きてる。あぁ、そうだ、アウグストゥス・オーガスタは?」
「斃した。まぁ、立ち上がることですら不可能だろう。魔王土井と覚醒した一撃が太陽の心まで砕いたってなるとな。」
ギャラハッドは限界突破で中庸な立場だ。常に公平で判断してる。
こうしてくるるは立ち上がることができて一休みをする。
ギャラハッドが正義なぐるにくるるを預けた。
「済まない、俺が最後の頼みだ。こいつを護ってくれねぇか?」
「アンタの役目でしょ?」
「なぐる、イイから聴けッ!?俺は・・・PANDORA最強の無敵の剣、斎藤一が来る。俺が相手する。じゃーな」
そう言いギャラハッドは立ち去って行った。
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