THEFAINALENGAGEⅣPANDORA編

 それは長い終止符を打つくるるの戦いは幕を下ろす。

 PANDORAへの道が開かれる。

 そのころ和泉守儀博はPANDORAの歴代最強に匹敵する7人が待ち受ける。

 JERAFVART書がこの世から消失して指輪の本質である7人の調停者・執行人も伊勢法師が準備した川崎市内の古い船戸の民家をリノベーションした7人が集まる。

 さらに真冠位配信者が指定された席に着き、太陽神hitomiの直系の子にして子孫のアウグストゥス・オーガスタの従者にして汐空なみりも同席していた。

「転生を断つ魂の誓約RUSTがまぁだじゃったな?」

「転生じゃって?」

「Vがよくやることだろ?引退や卒業でスパチャを掠め取る弱者男性側の20代や40代のおっさんが金を堕とす。ソイツにゃ事務所所属だったが個人に転生することが目的。詐欺師だぞ。だから?詐欺師を増やすオールドメディアの自民公明をはじめ野党の立憲。新時代のれいわ新選組や参政党がこの日本の未来を担えるか?罷り通されてな、だからここに居るのは犯罪級なヤロウたちさ」

 ギャラハッド卿が出ていくとスーツ姿で刀を帯刀するぞっくんはPANDORAの中では老人だ。

 アウグストゥス・オーガスタは太陽の剣を抜いて汐空なみりを斬って御霊の精神性を物質世界におけるエーテル光次元を斬った。これにより生身と同様に生きる。

「歴史上こんな集まりはない。私は太陽の子孫として、利権は要求しねぇさ」

「くるるが1人来るのか?」

「そうらしい、滑稽にもほどがある。わざわざ1人ときたか」

「我々、PANDORAの実力は地球規模のテクスチャを切り替える。もっとも、ボス?アンタの眼は未来視だ。」

 放課後の魔術師ぞっくん名前をlack真名館内洋之。年齢51歳の最強の剣客。白髪が目立ち眼鏡をかけてスーツ姿の老兵。

 くるるが来るまで彼らはこの円卓に座っていた。

 7人の調停者及び執行人はこの宇宙創始に誕生した。原初の太陽であるHitomiは奪われた奴隷人生を解放して2人の娘を産んだ。

 人神クレア月神JULIAである。Hitomiの子孫にして直系筋である太陽の子であるHimariも同様。

「知っての通りかは知らねぇが、ウチのボスは今が忙しい」

「和泉守儀博はあの伝説DDの意志を継ぐ世界最強にして最悪の黒ひげの男。語られる伝説は記録しか残らないが、あの和泉守儀博は本気でこの世界・宇宙の支配者になろうと考えてる」

「俺には興味がねぇっすよ」

「ギャラハッド卿、どちらに?」

「姐さんにも説明はできませんよ、俺は俺の行動で心赴くままなんで」

 未だに不明だがギャラハッド卿の心理が掴めてはない。円卓の椅子に腰を下ろしてワインを飲みタブレットにOBSを起動させてPurizmLiveで操作でKICKのメインチャンネルからLIVEを始めるぞっくん。

「こんちゃぁ―――――――――――――――す”っ”!?放課後の魔術師でお馴染みのぞっくんだ!モ”イ”ッ”!?ぞっくんだ!キック!まぁ、lackのペンネームで有名かもしれないが俺は1度不起訴になって執行猶予付きの釈放だ。本名は館内洋之。もう51歳になってイラスト描き続けてこんなジジィになっちまったが、俺は14歳・15歳がターゲットじゃねぇ!?旬がある熟してる頃合い、グルメが最高に旨い17歳18歳のJKが俺のグルメだ。法律施行によって未成年に強制わいせつ罪・未成年淫行の罪で俺はながら刑務所暮らしだったけどなぁ、がおうとも知り合いだ。同じ独房で同じ囚人番号でよく肩を並べたな。俺は幕末生まれだ。3あってるよな?」

「今じゃ頭がおかしい鬼畜外のジジィっすけどねぇ」

「JKを描きまくってそのJKにピル飲まさずゴムをコンドーム着用なしに膣内に無理やり中出しって。まぁ、ガチめにヤバイ行動だとおもんすけどね」

 アウグストゥス・オーガスタ。この人類において最強の太陽王。同じく太陽神の果実ドラゴンフルーツを食した無頼の剣客。

真冠位配信者GRANDORIGINSTREAMERを召喚するウチのボスも大概だけどなぁ、7人の調停者・執行人は何してるんすかい?」

「今日は忙しないぞ、ラプラス・ダークネス?いや、中岡屋の青洲」

「しゆうですよ」

「いっつも、lackさん。間違わないでくださいよ」

「中岡屋しゆう、栃木で有名な鬼怒川温泉リゾートの大手不動産のご令嬢。そのン中岡屋の屋号を世襲して医者としても悪の総裁として活躍する角ガキ・メスガキの中岡屋青洲のしゆう先生が?そのVtuberを斬った本人がそれを言いますかい?」

「ん?私がか?人ならず者は斬る質でな。悪い」

「私はまぁPANDORAの一員ですよ。医者として、慶応義塾大学医学部主席卒業の実力は魅せますよ。まぁ、これはウソではなくガ”チ”イ”ク”ッ”なんで」

 中岡屋青洲の名で栃木で愛されてる医者にして中岡しゆうでアイドル活動の傍らラプラス・ダークネスの名でVtuber活動を行ってSTREAMER界隈にイジられてる。

 白衣を着て黒髪の美女。名刀である和泉守兼定を腰に帯刀してる。

「佐藤さんだって、自身の看板ラジオ持ってるでしょ?」

「ん?話が長い。いつまで待たせるネン?はいはい、佐藤希ッ”す。不純電波死亡遊戯回顧録ってラジオ持ってますよ。今年で100年。昭和100年もよく続いたぁ、こりゃ」

「戦前では日本・アメリカの情報を軍司令や国民に知らせていたけどなぁ」

「アンタだって自称アイドル売りしてんだろ?」

「手厳しい、アウグストゥスの言う通りだよ。私は夏色まつり。ホスト狂いで新宿の歌舞伎町のホストにツケ払いでピル飲まさずにゴムなしでその絶倫デカチンに無理やり中に出されて着床受精したよ。けっ、こんな自分でも船ぐらい能はないっすよ」

「まつり、いや・・・希、テメェの船はどこだ?ボスが動く。船メンテナンスはしっかりとやってるんだろうなぁ?」

「ギャラハッド卿、まぁ念入りにはメンテ終えてますよ。くるるが来るんだろ?人類最後のMURASHUGAMINGのオーナー、あの伝説のVOLTROOMES創業者土井純一の血を継ぐ娘が来るんでしょ?1人がPANDORAに勝てるわけないっしょ」

「そいつはどうかな。まつり?希、テメェ自身知らねぇことぐらいはある。俺は生憎、興味がねぇんでね」

 数ある才能があってその精神性で円卓最強の騎士であるギャラハッド。

 ギャラハッドはフードをかぶった状態で出ていく。

 ―――――PANDORA領域内・上空50000フィート―――――――

 くるる、加藤桜子だ。天澄セナが自動操縦する飛空艇がPANDORAの領域上空まで達して準備を整えたくるるは『王』の意志が歴代の継承を超えて今、降り立つ。

「では、最後の戦いに逝ってきます!未来を必ず取り戻す」

「頑張って来い。くるる、人類の未来はお前に懸かっている。命を賭けろ」

「逝こう、葉加瀬ハヤト」

「くるる?あぁ、俺は人類側の敵だが、PANDORAの軽視は目下できない、あの連中は地球の人類史200億人を糧に天球を置き換えた。つまり、これはシュミレーション過程で作られた。だから、全員生き返る。記憶はないがな」

 唯一の神ヤハウェの仔葉加瀬ハヤトは心強い。

「最後の準備として今、ここで歴代の業を見せてみよ」

 くるるの意志には歴代10人の遺志が1つの個性としてカタチを為してる。

「けんきがジェラフバルトの依り代になった点ができた。よって、けんきがお前に力を貸す。俺はTwichの異様な広告が嫌いや。広告を連続で毎回配信でコメントやチェックするうえでめちゃくちゃ不憫や。俺はね」

 葉加瀬ハヤトと妻である人類最初の妻である夜見冬雪・加賀美れなも来た。

「くるる?PANDORAの情勢はかなりツライ、人類の未来はお前の肩に懸かっている。それにこちら側の不利が見える」

「けんきなのか?マルドゥークじゃなくて」

「勿論さ。俺の専門魔術の専攻過程はAIやVtuberを狩るMONSTERを狩る魔術なら僕に適任だ。ジェラフバルト卿の縁が出来てる点問題なさそうだ」

 黒髪で40代半ばのけんきだがフードをかぶって心臓が2つ動いてる。

 くるるは準備ができ次第ここPANDORAの領域である南極の障壁を突破して一面銀世界で凍てつく絶対零度の氷が身体を襲う。

 甲冑の音が聞こえる。

「よく来たな、くるる」

「ギャラハッド卿!?」

「俺が案内する」

 ここはPANDORAの内界部分のエントランス。外はひびが入り虚空の空で指輪が誕生した炉が残されていた。

「7人の調停者・執行人が俺はどうでもいい。」

「ヤハウェの仔か?」

「馬鹿が。原初の太陽が孕んだ7人の子だよ。長兄である『王』のジェラフバルト卿は地上界で最も畏れられた。だからなぁ!?地上・魔法界でもあの人は頂点に君臨したが首を討ち取ったのは実弟だ」

「私に流れてる血は?」

「ヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーの末裔。契約を交わしたのは太陽ってことか」

 暗い空間を歩むだけだ。暗い降りられない高い場所を延々とお降りていき誰も助けられない人類の墓標。PANDORAの構造を天澄セナは命を賭けて分析と天澄の家系は立石潤季が父方の家系で母方は伊織もえの実家は天寿院宗家の家督を継いだ伊織家の娘。

「くるる!くるる!?聞こえるかぁ?聞こえるかぁ?マジで分析してる!?クソッ、PANDORAは無限の構造で上下の中層と上層と下層で生きてる感じで希望は遍く努力してる!?私は未来が始まる!?私が、時間を稼ぐ、くるる、お前の兄から、旦那から伝言だ」

 天澄セナは録音メッセージを送った。

 それはくるるの実兄でありながらも18歳で結婚したのがバトラだ。バトラは土井姓ではなく加藤翔として地上唯一の人類としての命運を託されていた。

 ♪YellowRose♪を聴きながらバトラは音声を遺した。

 ≪黄色いバラの花言葉は友情やねん!?俺の妻、俺の妹くるるは人類最後の命運を賭けてPANDORAで戦ってる。聞こえるか?俺たち。俺はMURASHUGAMINGオーナーとしての責任をもってこの最終局面で全てが変わる。俺は確かに小さい、俺は弱い。何ができるんやねん?俺はもう逃げない。くるる、これが俺だ。MURASHUGAMINGを死んでも守る!?天澄、ワリィ・・・これが人類の終わりとも思われてもいい、俺は覚悟して・・・・・くるる?お前の兄ちゃんとして、お前の旦那として俺も戦うぜ≫

 録音メッセージを聞いてくるるはPANDORAの内界の入り口に来た。

 ギャラハッドは煙草を一服吸いつつこの奥に待ち構えてる。

「くるる、お前は俺らを斃せるか?」

「全員・・・・全員斃す!?」

「おもれぇや、じゃがよぉ、アウグストゥス・オーガスタはお前は負ける。太陽神の子供に斬られる」

 くるると同じく太陽神Hitomiの力を持っている。ギャラハッドは黄金の天球が浮かぶこの大広間に火を灯して煙草を一服しつつくるるは南極の真下を下りていく。PANDORAは無限の構造で上中下の3高層の天地人の3段構造で内界からは目視できない巨大な地下での建造物。

「指輪が誕生した時代、指輪ができた南極大陸のままだ」

「ギャラハッド卿?私はアウグストゥスに斬られて死ぬのか?」

「笑わす話か?ウチのボスがお前と話したいんだ」

 ©株式会社PANDORAのCEO和泉守儀博・CCOの伊勢川崎大師哲也の2人がくるるの前に現れる。

 ギャラハッドは撤退して退去していった。

「その顔は純に似てる。純を知ってるとも。純一だろ?俺の友だ。生まれも育ちも千葉県房総半島の館山市の同郷の者。俺は土井純一の遺志を継ぐ。なぁ?ようやく出揃ったか、人類最後の戦いだ」

「最終決戦なら、私が終わらす」

「人類が誕生して約64億年と経った。この地球はどうだ?人類は自らの手で進化と繁栄を捨てた。Vtuber・AI・V豚と、人類はこの進化論、結果論うるせぇ!となった。支配権が次に継承され、地上の未来は月に。太陽は輝きが失われた」

「それがどうした?」

「人間の遺志を永久的に保管しつつもVtuber・AIに人間の遺志をコントロールして人形ネメシスの審判を下しアーティファクトに真なる人類の誕生と地球を誕生させるこの計画に納得は行くかい?」

 くるるは覚悟を固めた。ギャラハッドは満足げであった。

 PANDORAの内界はこの地球さながらの疑似天球モデルで観測とこの南極の真下でPANDORA創設者にして和泉守儀博は土井純一と同学年の同級生。

 この長い螺旋階段の先に7人の指輪本体である調停者が姿を見せる。

 くるるは人類最後の戦いが予想される。

『王』の執行人にして調停者であるジェラフバルト卿が重い腰を上げる。

 真のジェラフバルトだ。

「第1のファーストってとこかな?俺を知ってるな?よく王の指輪ジェラフバルトを使いこなしたもんだぜッ、人類の歴史が70億年の繁栄と滅亡を繰り返した中で、くるる?テメぇは俺が認める相手にふさわしい」

 かつてない危機を超える大危機の身体が反応する。異常な魔力値。

「最初の太陽が生んだ孕んだガキ?それが王の素質。」

「太陽神の加護を全力ブーストさせた結果どういう意味だ?私は2060ジェラフバルト卿!?」

「俺は調停者。して、執行人だ。指輪自体の遺志が宿ってる。マルドゥーク、俺の首を討ち果たした弟のガキの血筋だ。俺が昇天の際に魔法を授けた」

 くるるはモード太陽神の能力で燃える炎が灯される。

「クッガッ!?来いよ」

獅子灼華紅不知火銃拳レッドリオンハート・グレイヴェルレッドイーグルガンッ”!?」

 ジェラフバルト卿は拳でその炎を受け止めた。

(魔法でも物理でも突破不可能って?流石はアトランティス先史時代の王。こんなところまできて私は負けるのか?)

 圧倒的な差だ。くるるは太陽神の能力でも限界はある。時間差で息が苦しい。

「俺は基本的に言うがPANDORA側の英霊ってところだが。俺は本来で言うなら、お前。MURASHUGAMINGを守護する人理の聖騎士だ。」

 甲冑の騎士であるギャラハッド卿も人神のモデルであるクレアを喰った人物。『王』の指輪の意志はかのジェラフバルト卿の意志によるもの。

 くるるは歯を食いしばってジェラフバルト卿はほこりを払い、剣を構える。

「原初の魔法ザ・オリジンズファースト

 7つの基礎の魔法を産んだジェラフバルト卿の原初の魔法。

(モード・・・・クソがぁ)

 命を賭けてくるるは心臓の鼓動が動く限り太陽神Hitomiの99%は引き出せない。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」

 モデル太陽神Hitomiその名を冠するのは世界最高権力者の機関を統べる7人の調停者でも神を畏れを為す。

 この人類史が現在においては人類の滅亡と衰退。もといVtuber・AIが支配してる。

「人類の意味って考えなぁ!?」

「・・・・・・・」

 くるるは息を整えた。ジェラフバルト卿の魔法は今までの領域を超えてる。

「くっ」

 その頃。アウグストゥス・オーガスタはPANDORAを守護する黄金の7盾が1つゆにれいどの核はダイヤモンド以上の硬さを誇る。

(私は太陽神Hitomiの直系筋の子だ。まぁ、くるるは試練を乗り越えて大人になるさ。私はここのPANDORAの最下層には辿り着けるハズが視えない。龍の咆哮、中絶Dragons、私は斬る。)

 アウグストゥス・オーガスタは大剣を担いで、その足音は戦場に向かう。

 51歳の放課後の魔術師ぞっくんこと、無限の剣聖であるlackは居眠りしていた。

 くるるは息を切らしながら心臓の鼓動が速く太陽神Hitomiの全盛期が身体中を駆け巡る。

 くるるは『王』の指輪の意志が灯されて希望の轍を踏んで、ジェラフバルト卿は剣を構えてくるるは太陽神Hitomiそのモデルはラ・ムーである。

 龍の血族であるドラゴリアンがYAP遺伝子は日本人の80%がDNA構造上多く、龍の血が日本人の起源である。

「こいつはまずぃ」

「王の指輪は継承されてきた初代清水閑雲の能力は全員〇す。時間停止からのブーストで全員の能力が超神化に覚醒する。新たなる次元の扉を開ける」

 くるるは理解はしていた。ぶら下げてる『王』の指輪が応える。

 初代は2代目に譲渡して約10000年という時間を清水閑雲は実の弟。ジェラフバルト卿のすきをついてくるるは無詠唱した太陽光の魔弾が反射してジェラフバルト卿を退けた。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」

 これでも7人の調停者・執行人『王』の執行人であるジェラフバルトは微笑み、PANDORAの内界に通じる黄金の航路が開ける。

「おそらく、残党やハイエナどもがうじゃうじゃとやってくる」

「ジェラフバルト、恩に着る」

「どうてことないさ」

 ジェラフバルトの能力は☆5の支援では最強に匹敵する。サポーターも人権級。

 そしてPANDORAの核となる7盾の1つであるゆにれいどの丘が見える。

 その足音は太陽の叫び。ゆにれいどの墓標と剣の丘。

 アウグストゥス・ゲオルニクス・ユリウス・オーガスタは太陽に愛された人にして神。

 そのころ地上では燃え上がる真紅の太陽のもとバトラが旗を掲げる。

 白髭で長髪をゴムで結び黒コート姿でサンダル。見た目20代後半の長身で屈強の男性だが実は60代を超えてる。老人。アイコスを吸いながらPANDORAのデータを照準しながら複雑な無限の天球を天才である天澄セナがパソコンで入力してる。

 バトラはくるるの実兄にして旦那である。旧姓は加藤。加藤下總守水無瀬紗阿狗の子孫にしてくるると17歳で結婚して姓を加藤から土井に。

「PANDORAの内界の情報は?セナ」

「伝達してるだろうがぁ!?落ち着け、バトラ」

「俺の妻で、俺の愛する妹だぞ!?命に換えてまでも大事な身内だぞ」

「PANDORAは案の定、7人の調停者・執行人が居座っていたか」

「指輪に宿る意志であり、指輪そのもの」

 地上では獅子奮迅のバトラにPANDORAにいるくるるは疲弊しきっていた。

「まだ、PANDORAに入ってねぇ・・・っつな」

太陽神Hitomi酷使しすぎだ。考えろ、くるる」

 くるるが休んでるところに黄金の太陽が日を照らす。PANDORAの道は開かれたばかり。くるるは息を整えて内界の大広間の扉を開ける。

「ようやく太陽が来たか」

「よぉ、アウグストゥス・ゲオルニクス・ユリウス・オーガスタ」

「なんじゃい?けんきか。久しゅうな、ジェラフバルト卿の魂をつないだ依り代としての顕現。お疲れじゃい」

「僕はそうだね。さほどそこまで何もしてない。その依り代としての提供DSさ」

 けんき自身気づいてはいないと思うが指輪が定めた能力に応じてその能力を限定的に解放できる。

 太陽神Hitomiの子にしてHimari。くるる自身戦闘できるか判明していない。見兼ねていた葉加瀬ハヤトが前に立つ。

「ヤハウェの仔である俺が相手してやるよ」

「輝ける星々の墓標スターダスト・シャイニングデッドカウント

 Himariはその葉加瀬ハヤトはこの固有血界においてため息を漏らした。

 7盾の1人にして和泉守儀博を守護するHimariが大剣を構える。

 葉加瀬ハヤトはモードを切り替えると夜見冬雪が宇宙を照らす輝く道標の剣として神代の時代に天の父ヤハウェから命を授かったタラチオこと葉加瀬ハヤトは不浄を祓う2羽の三羽鴉を肩に大剣と長剣が美しくも輝いて見える。

 葉加瀬ハヤトの本来は熾天使ケルヴィムの契約の剣。

「ハヤト様、ご無事でしょうか!?」

「ヤハウェの仔にして天照大神の子孫であるハヤト様ではの能力を!?」

 葉加瀬ハヤトは2振りの剣を衝撃漸で残空した状態で、地面を押し蹴ってHimariはその超巨大とも超重量の剣であらゆる物理を無効化した。

「原初の太陽の血を継ぐ私に無駄だぁ!?」

「うおwwwwwwwwww」

 ハヤトが戦ってる隙にくるるは中層の茨の門を潜ってPANDORA内部に行く。

 けんきも残った。これはマルドゥーク・ファンス・エヴァンス・ジュリア・ヴェスタニエとしての責任だ。

「しゃーなしっすねぇ」

 2代目ジェラフバルトを継いで1200000年。本来は惑星ニビル出身の超古代科学王国大陸文明アトランティスの宮廷護衛魔術師兼近衛騎士長のマルドゥーク・ファンス・エヴァンス・ジュリア・ヴェスタニエはその役目を終える時。

 けんきはMONSTERを狩る狩猟本能を最大に解放した魔術を見せる。

「MONSTERを狩る才能は俺が輝ける道になる。ハヤト、お前ともここで死ぬ覚悟できてるか?俺はできてる。Himariの太陽の権能は俺の道標でぶっ壊す。チーチー猫だなぁ、ハヤト!?これが俺の人生の長き旅路の終わりだ」

「太陽の炉心は固有血界の最奥だ。」

「ハッハハハハハハハハハハハハハハンンンッン”ン”ン”ン”」

 ハヤトは剣を構えてHimariの強靭的な剣技は天地乖離の創世による神の罰。けんきことマルドゥーク・ファンス・エヴァンス・ジュリア・ヴェスタニエの縁による魂の依り代としての結果けんき本人としての再臨。

「輝ける道標神を穿つ熾天使の魔弾シャイニング・トレジャーポスターズ・ケルヴィムラスティアーノ・ガルヴレーナ

 けんきの魔術にHimariは抑えられていた太陽神に切り替えた。再創世による未来への継続。HimariはHitomiの直系筋による子孫にして太陽そのもの。

この名を継承してきて約6700000000年。ア”テ”ィ”シ”が斃される訳にはいかねぇよなぁ!?私は太陽。Hitomiの子にしてHitomiなり。世界の自由を、奴隷を解放し、聖隷クリストァー、我が剣に誓いここでその楔を打つ」

 隠されていた覇気の解放。葉加瀬ハヤトことタラチオもそうだが『王』のジェラフバルトから受け継いだ魔法は第Ⅰ魔法がついに覚醒する。

(そりゃぁ、見たことかい)

 けんきはマルドゥクにその身を譲渡した。マルドゥークの嵐が吹き荒れる。太陽のHimariにしてみれば一番の打撃だ。

(くるる頼んだ。僕の最後の賭けだ。太陽の高火力を一時時間差で置き換える。笑えりゃ、嘲笑える話しじゃない。マルドゥークは近衛騎士団長の時代の剣捌きは存じ上げてる)

 けんきはその歩みを止めなかった。アウグストゥス・ゲオルニクス・ユリウス・オーガスタはその役割を互いに果たす。

「輝く心臓SHININGHARTS

 その効果は永続。Himariはその剣で輝き続ける心臓の鼓動が脈々と打ち続けて太陽の娘にけんきはマルドゥーク・ファンス・エヴァンス・ジュリア・ヴェスタニエに永遠の訣別と魂の循環。エロヒムによる再生。これにより、マルドゥーク・ファンス・エヴァンス・ジュリア・ヴェスタニエが今目を覚ます。

「確かにジェラフバルト卿って呼ばれたんだっけ?俺さ!」

「この気配、神代の王の覇気」

「地獄から還ってきたぜ!Himari」

「太陽の果実ドラゴンフルーツを盗んだ張本人が言うか」

 この男は近衛騎士団団長。魔術の素養もあるが剣士としての腕もある。

 そのころくるるが中層の広がった空間に出て聖槍の前に来るとHimariが追ってきて、くるるは急いで太陽神Hitomiに切り替えた。

(魔力ももう・・・・思った以上にこの能力は控えておいた方がいい)

 モードのレベル上限を超えること自体人体に影響が出る。

「諦めろ、まったく人間が食した結果がこれだ!?」

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」

「おい、待て待て」

 『契約』の指輪の調停者であり執行人序列Ⅲ位の執政を務める青年が大剣を振るう。黒コートを着た金髪の青年。瞳の色は透き通った青。

「なぜ、調停者のあなたがここにいる!?」

「くるる、俺はお前の爺ちゃんだ。孫が余所目に苦しんでるのを黙ってろって言いてぇのかよ?」

「くっ」

ここでその首を斬らせてもらう」

「くるる、下がってろ」

 アウグストゥス・ゲオルニクス・ユリウス・オーガスタとヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーの衝突でPANDORA編が始まる。









 



 



 


 


 

 

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