概要
それが審問官見習いアルヴィンに下された、最初の使命だった。
アルヴィンは、父を魔女に殺された過去を持つ。
その復讐のために伝説的な審問官、ベラナを指導官に指名する。
弟子となるための条件として課せられたのが、先任たちすら討てなかった“火の魔女”の討伐だ。
猶予はわずか一週間。失敗すれば破門――
魔女の容疑がかけられていたのは、貧民街につくす女医、クリスティーだ。
弱者に手を差し伸べ、人々に慕われる彼女は、アルヴィンが思い描いていた「魔女」とはあまりにもかけ離れていた。
魔女は本当に討つべき存在なのか?
彼女との対立を通して、アルヴィンの中で絶対だった価値観は激しく揺らぎ始める。
命を弄び、不死を求め、陰で醜く争っているのは、本当に魔女なのか。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!魔女を巡るハイクオリティなダークファンタジー!
魔女が実在する世界で
審問官見習いとなった主人公・アルヴィン
それは仇となる白い魔女を捜すためでした
魔女を憎みながらも
下町で医者をして暮らす魔女クリスティーと
協力関係を結ぶことになっていきます
この時点で、かなりわくわくする設定ですよね
また教会法なるもののせいで
審問官は安易に魔女を断定して裁くわけにはいきません
いわゆる魔女裁判を否定し、
かっこたる証拠を掴まなくては裁くことができないわけです
だから主人公の知能の高さがうかがえるような
ミステリ的な要素も絡んできて
物語への吸引力を高めています
全体的に魔女という設定やキャラクタへの解像度が高く、
読んでいて違和…続きを読む - ★★★ Excellent!!!★1000越え完結済み、不死を巡って繰り広げられるダークファンタジー!
主人公アルヴィンは「魔女」を駆逐することを使命とする「審問官」の見習い。
上級審問官である師から下された最初の指令は先輩審問官達が半年かけても手掛かりを掴めない「火の魔女」をたった一週間で駆逐するという無茶振り。
事件を追う中でアルヴィンの審問官としての洞察力は、自身の所属する組織「教会」の闇へと向けられるのでした。
ファンタジー世界にあって彼の武器は正確無比な射撃と卓越した洞察力。
読み始めたら止まらない、息をつかせぬ怒涛の展開……いや、息つくとこもちゃんとある。シリアスな本編の間に挟まれる、アルヴィンの過去を描いた学園編も魅力たっぷり。
★1000越え納得の面…続きを読む - ★★★ Excellent!!!彼は殉教者たらんとするのか
第二部第90話まで拝読した時点でのレビューです。
魔女を駆逐する使命を帯びた審問官になった少年アルヴィン。
首切りなどと渾名されるやり手の上級審問官ベラナに師事するものの、ベラナはある条件を課して彼を試す。
だが、これは全ての苦難の始まりに過ぎなかった。
教会内部の派閥争いに巻き込まれたかと思えば、その時々に出会った仲間たちと多くの困難をはねのける。
そんな彼がやがて待ち受けていた試練は、実に残酷で想像を遥かに超えるものだった。
テンポよく、しかし浮薄ではない絶妙な文章で、次々と主人公或いはその仲間たちに襲い来る試練を描いた本作。
それは読者を飽きさせることなく、審問官、処刑人、枢機卿、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!取引の果てに見えて来る、魔女と審問官が迎える真実とは――!?
魔女と厄災が同じ意味を持つ世界で、それを狩り出し駆逐する目的を持つ教会。
審問官見習いの主人公と、魔女候補が出会う所から物語は始まります。
しかし、本来は敵同士でしかない二人が、ある事件を切っ掛けに手を組む。
これが非常に、この物語を興味深く、そして好奇心を駆り立てるものになっています。
二人の間には取引が結ばれ、目的とするゴールは同じ。
しかし、決定的に相容れない結果を求めている。
待ち受けるゴールには何があるのか。
そして、ゴールを迎えた時に知る真実とは――。
私も序盤を読んだばかりですので、この先どういった物語が展開されるか分かりません。
しかし、これだけ期待感が持てる作品も中々ない…続きを読む