第8話生徒会長、軍師になる
刺客は一時撤退した。
「黒白君、今の戦いを見て確信したわ」
葵が、眼鏡をクイと押し上げる。
「貴方の『設定書き換え』は強力だけど、詰めが甘いわ。次はもっと論理的にヒロインを強化するプロットが必要よ」
「会長、これ戦いなんです。小説の推敲じゃないんですから」
「同じことよ! 琥珀さんの空手に『音速の衝撃波』の設定を加え、真白さんには『旦那様への愛に比例して魔力が無限増殖する』というパッシブスキルを付与しなさい」
「お姉様、それ最高! 旦那様、もっと私を愛してるって文章にして!」
「マシロ、お前、どさくさに紛れて何を……!」
俺が困惑していると、琥珀が俺の腕を掴んだ。
「真白! 私は衝撃波なんていらないから、『幼馴染と結ばれるハッピーエンド』って今すぐ書き込みなさい!」
「みんな落ち着け! 物語の整合性が崩れると、現実がバグるんだよ!」
俺の悲鳴虚しく、部屋の中は新作の展開を巡る大激論となった。
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